映画「モーリタニアン」

モーリタニアン 黒塗りの記録 [Blu-ray] ジョディ・フォスター, タハール・ラヒム, シャイリーン・ウッドリー, ベネディクト・カンバ―バッチ Amazon 911の後に首謀者の一人としてグアンタナモに収容されたモーリタニア人男性と その男性の弁護をする弁護士の…

「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」 国立西洋美術館

いかにもピカソな絵ももちろんあるがこんな絵も描くのかというものもあり。 「ミノタウロマキア」というエッチングはすごく幻想的で童話のようでもあり 綺麗な絵だった。 「緑色のマニキュアをつけたドラ・マール」もキュービズムの絵なのだが すごく理知的…

「十三代目市川團十郎白猿襲名披露 十一月吉例顔見世大歌舞伎」 歌舞伎座

市川海老蔵の團十郎襲名披露夜の部に行く。八代目市川新之助の初舞台でもある。 演目は幸四郎の「矢の根」、襲名の口上、「助六」だ。 幕には村上隆作成の華やかな祝幕がかけられ気持ちを盛り上げる。 玉三郎も月末には参加なのだが今日はいなくて残念。 昨…

「父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」ヤニス・バルファキス

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。 作者:ヤニス・バルファキス ダイヤモンド社 Amazon ギリシャの経済危機の時に財務大臣を務めたバルファキスが易しく説いた経済の本。 とてもためになるし面白いしわかりやすい! こ…

なかなかじぶんで決められない人のための「決める」技術    柳生雄寛

なかなか自分で決められない人のための「決める」技術 作者:柳生 雄寛 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon いつも決められない私のための本と思った。決められる人と決められない人は どういう行動を取るか比較が各章に書いてあるがまさに私は決められ…

「クーリエ 最高機密の運び屋」 

クーリエ:最高機密の運び屋(字幕版) ベネディクト・カンバーバッチ Amazon フルシチョフ時代のソ連、イギリス、アメリカの話。 これは実話に基づいているようで見ていてもずっとハラハラしてしまった。 とにかくソ連って怖い。 ストーリーの不穏さをよそ…

「アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?」 カトリーン・マルサル

アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? ; これからの経済と女性の話 作者:カトリーン・マルサル 河出書房新社 Amazon フェミニズムの視点から経済を語った本。 アダム・スミスが本を執筆できたのは彼の母親がせっせと食事を作ったり 彼の身の回りの世話をし…

「ジェイソン流お金の増やし方」 厚切りジェイソン

ジェイソン流お金の増やし方 作者:厚切りジェイソン ぴあ Amazon お金の増やし方についての本。 彼自身はお金の勉強もすごくしていると思うが暗号資産や信用とかに 手を出すのではなくインデックスファンド一択のようでそれもびっくり。 節約して貯めたお金…

「美をつくし 大阪市立美術館コレクション」 サントリー美術館

ここは時間指定なく入れたが混雑もさほどでよかった。 ここもやはり財界人のコレクション寄付によるものが多く、私も自分のコレクションを美術館に提供するような人生を送ってみたかったとまた思ってしまった。 お経などの書もあったが字が粒よりで本当に美…

「遠慮深いうたた寝」小川洋子

遠慮深いうたた寝 作者:小川洋子 河出書房新社 Amazon 小川洋子のエッセイだが各話が短編小説のように優しく美しい。 そしてこのタイトルも内容に相応しく珠玉だ。 歩いている時に巨大なグレートデーンが吠えるのに驚いたお母さんが 悲鳴をあげると「でも女…

「武漢コンフィデンシャル」手嶋龍一

武漢コンフィデンシャル 作者:手嶋龍一 小学館 Amazon これもすごく面白かった。 いつものスティーブンも出てくる。 タイトルがタイトルだけにコロナの発生の謎をもっと出してくるかと思ったが それ以外の話や歴史が多くそこはちょっと肩透かし。 舞台は主に…

映画「薔薇の名前」

薔薇の名前 The Name of the Rose [Blu-ray] ショーン・コネリー Amazon ドラマ版もあったのだが長いのでこれをみる事に。 急に中性ものが見たくなった。 やはりカソリックの世界は怖いし権力者の世界はどこも一緒。 なかなかのエロとグロの物語だった。 今…

「「芸術X力 ボストン美術館展」 東京都美術館

秋晴れの湿気も少なく気持ちのいい日だった。 暑いくらいだったが上野のあたりは緑も多く気持ちがいい。 ボストン美術館展はテレビの紹介なので見る作品に惹かれず 興味が湧かなかったものの時間があったので行ってみることにしたが これはこれで面白かった…

「進化系UKIYO-Eの美 新版画」 千葉市美術館

川瀬巴水・吉田博・伊東深水 世界を魅了した木版画という見出しがついているが 実に満足度の高い展覧会だった。 美術館に行きたくてネットで探していて見つけた。 ここの美術館は以前来たことがあったはずだがすっかり行き方を忘れてしまった。 しかも近づく…

「情報生産者になってみた-上野千鶴子に極意を学ぶ」 上野ゼミ卒業生チーム

情報生産者になってみた ──上野千鶴子に極意を学ぶ (ちくま新書) 作者:上野ゼミ卒業生チーム,竹内慶至,坂爪真吾,大滝世津子,開沼博,中村かさね,中野円佳 筑摩書房 Amazon 上野さんのゼミではテクニカルな手法のようなものをしっかりと教えていたのだというの…

映画「シルクロード.com 史上最大の闇サイト」

シルクロード.com―史上最大の闇サイト―(字幕版) ジェイソン・クラーク Amazon ITに明るい男の子が警察などにバレないように自由に取引ができるサイトを立ち上げ 世間で瞬く間に広がる。やがて警察にも目をつけられ・・・ 主人公の男の子は薬の取引などをなん…

映画「ビット・コインウォーズ 暗号資産の行方」

ビットコイン・ウォーズ 暗号資産の行方(字幕版) カート・ラッセル Amazon 田舎から出て都会の大銀行で監査の仕事をする主人公が探ってはいけないところを 見つけて自分の生まれ故郷に飛ばされる。実家の農場は破格の値段で買収を 持ちかけられ明らかに何か…

「おしゃれは7、8割でいい」地曳いく子

おしゃれは7、8割でいい 作者:地曳 いく子 光文社 Amazon 会社に行く通勤服は制服のように決めてしまうのがいいのかも

映画「突然炎のごとく」

突然炎のごとく Blu-ray ジャンヌ・モロー Amazon この映画がリアルタイムで公開していた時にはすでに私は大人だったから 記憶はあるのだが当時はみていなかった。 内容はすごく昔に感じる。確かに戦争の時代の話な訳だし。 現代はJules et Jimというだけあ…

映画「死刑台のエレベーター」

死刑台のエレベーター ブルーレイ版 [Blu-ray] ジャンヌ・モロー Amazon この間のシャネル展以来ジャンヌ・モローの映画をすごく見たかったので 探してみてみる。 この映画は私でもタイトルを知っている映画だったが内容は知らず。 ルイ・マルの映画だったそ…

『アートアクアリウム美術館GINZA』 

ART

銀座三越8階にあるアートアクエリアム。 日本橋の時よりこじんまりとしている気もするがそれでも華やかで楽しい、 假屋崎省吾とのコラボの金魚のコーナーは写真を撮るとまるで蜷川実花だ。 まずは入口では銀座万灯篭のコーナーでは明かりが暗闇に浮き上がり…

「人を繰る禁断の文章術(メンタリズム)」 DAIGO

人を操る禁断の文章術 作者:メンタリストDaiGo かんき出版 Amazon タイトルは刺激的だが内容は割と真っ当。 文章を書くときには相手の興味を引くこと、本音と建前もうまく使い相手の心をくすぐり、 損得や相手の悩みにフォーカス、相手の承認欲求を満たすよ…

「ガブリエル・シャネル展 MANIFESTR DE MODE」 三菱一号館美術館

ファッションだけなら興味ないと思っていたがtwitterで好評だったので行くことにした。 客層はいつもの美術館よりファッション関係が多い印象。若い人もいかにもファッションを勉強している風の男の子がいたり。 あらかじめ「おしゃれをしてイアホン持参」と…

映画 パリの調香師 しあわせの香りを探して

番組紹介で見て興味を持った。 パリの調香師 しあわせの香りを探して エマニュエル・ドゥヴォス Amazon 以前は一流メゾンで香水を作っていた調香師が 今は猫の匂い消しやバッグの皮の匂い消しなどの仕事を 不本意にしている。彼女のハイヤーの運転手になった…

「ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の心理」 バートン・マルキール

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理 作者:バートン・マルキール 日本経済新聞出版社 Amazon この本は第12版とのことで中身も改定している様子。 ぎっしり書いてあるが決して読みにくくなくむしろ平易でわかりやすい。 彼の…

映画「ノー・タイム・トゥ・ダイ」

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ ブルーレイ+DVD (ボーナスブルーレイ付) [Blu-ray] ダニエル・クレイグ Amazon 007を引退したボンドの話。 出てくる舞台がいちいちおしゃれでゴージャス。都会でも田舎でも・・ 自然の中のシーンもとても綺麗だった ラテンの新…

映画「ドライブ・マイ・カー」

ドライブ・マイ・カー インターナショナル版 [Blu-ray] 西島秀俊 Amazon 穏やかなオーガニック系かと思ったらなかなかきつい場面もあり。 最初に出てくる西島秀俊が運転するのは外車だしおしゃれなマンションに住み レコードやスーツケースもこだわりがあり…

「水のかたち -源平合戦図から千住博の滝まで」 山種美術館

久しぶりに山種美術館に来た。そこまで期待していたわけではなかったが楽しめた。 時間指定券を買ったがすごく空いていたので快適にゆっくりみれた。 まずは土牛の「鳴門」で迎えられる。海の躍動感が感じられ、でも色も緑がかった南国っぽい海の色でしばら…

「女ぎらい」上野千鶴子

女ぎらい (朝日文庫) 作者:上野千鶴子 朝日新聞出版 Amazon ミソジニーには女性蔑視しながら女性崇拝も母にはあるというのはすごい合点がいった。 封建男が母を大切にするケースは多いと思う。 男にとって女の最大の役割は自尊心のお守り役。女子がモテるに…

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2」ブレイディみかこ

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2 作者:ブレイディ みかこ 新潮社 Amazon 引き続き息子の生活からイギリスの様子を描く。 貧困や差別、親子問題など読んでいて思わず目に涙がじんわりとすることも多かった。