2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「妖説 源氏物語 弐」 富樫倫太郎

光源氏の息子 薫と匂宮が平安時代の闇に潜む事件に挑むシリーズ2弾。 匂宮の賭博仲間の馬寮の頭が大納言からもらった贈り物は呪いの蛇酒で、呪いの転嫁を大納言が計ったものだった。その呪いの蛇酒には貧しい一家の悲しい歴史があった「蛇酒」 今は亡き源氏…

「Two Weeks Notice」

ハーバード卒のルーシーは環境問題に強い関心を持ち、今は法律無料相談で働く弁護士。地域の老朽化したシティセンターを守るため、その地域の開発を手がける会社の社長ジョージに働きかけるが、なぜか弁護士として採用される。一緒に働くうちにレターヘッド…

Most people give up just when they're about to achieve success. They quit on the one yard line. They give up at the last minute of the game, one foot from a win- ning touchdown. H.Ross Peot 大抵の人は成功を手にしそうになったところであきら…

コミュニケーション

図書館で日経ウーマンを読んでいたら、職場でのコミュニケーション指南が載っていた。 年上の男性上司、女性上司、同期の男性、女性、年下の男性部下、女性部下などとカテゴライズされて、それぞれの傾向と対策が載っていたが、私がもっとも知りたいものはな…

「魔王」伊坂幸太郎

気付くと第三者に自分の心で思ったことを腹話術のように喋らせる才能を持った安藤だったが、野党の若い党首犬養が、アメリカに媚びず自分の考えを簡潔に自信を持って話すのを、若者を中心に持てはやされ、いつしか群集を統一していくさまが、全体主義を思わ…

「山手線不通」

なんだか線路工事の影響だかなんだかで、ずっと山手線が止まっていた。代々木で気付き、動いている総武線で新宿まで行き、表参道に行く方法を考える。 いつもなら乗り換え案内ですぐにチェックするのだが、アクセスが殺到しているのか、かなり鈍いので、久し…

「鞄を持つ女」

昔のイタリア映画で、クラウディア・カルディナーレが主演。 兄が捨てた女性の面倒を見るはめになるうちに彼女に惹かれて行く弟の物語。クラウディア・カルディナーレ扮するアイーダは若くして一人で子供を生み、その子は施設へ、自分は歌を歌っていたが、男…

「美しくなるにつれて若くなる」 白洲正子

だんなの本は図書館ですぐなくてとりあえずこちらを借りてみた。前半は生き方の指南的な内容だが、後半は彼女の戦時中の暮らしぶりを描いたもので、私は圧倒的に後半の方が面白かった。疎開先でも豊かに暮らす彼女の一家の様子がいきいきと描かれていた。

「座右のゲーテ 壁に突き当たったとき開く本」 齋藤孝

ダンテの神曲に興味があったが、なかなか怖気付いて読めないと思っていたが、これなら手始めにと借りてゲーテと気付いた。ゲーテによる人生訓を集めた本で、なぜかいまいち頭にあまり入ってこなかったが、いくつか心に残ったことはある。 自分が敬愛でき、か…

「夜市」 恒川光太郎

子供の頃紛れ込んだ夜市、魑魅魍魎の集まるそこではあらゆるものが売っている。祐司はそこで野球の才能と引き換えに弟を売ってしまった。大人になりもう一度夜市に行く彼を待っていたものは・・・ホラー大賞作品らしいが、ファンタジックノベルといった感じ…

「NO.6」 あさのあつこ

環境さえもコントロールされた近未来で、エリートとして選ばれた紫苑は、母と二人で快適な生活を送っていたが、ある日どこかから逃げてきたネズミと名乗る少年をかくまって助けたことから運命が変わる。それをきっかけにエリートから外れた紫苑は市の清掃員…

「最澄と天台の国宝」 東京国立博物館

ART

閉館まで一時間を切って行ったためか、かなり慌しかった。 ここでも音声ガイドを借りたが、ひとつひとつの説明がかなり長く、きちんと聞くととても閉館に間に合わないので、かなりすっとばしてしまった。思ったよりも仏像が少なく、経典が多めな感じがしたが…

「終戦のローレライ」 福井晴敏

「亡国のイージス」も面白かったので、これも読んでみることにする。 これもやはりなんだかガンダムっぽい印象のシーンが多い。ちょっとララァとアムロが通じ合う的な、シャアとセイラのような・・・ 長々と続く戦闘シーンはちょっと退屈だったが、戦時中の…

「プラド美術館展」 

ART

プラドと言えば、シドニー・シェルダンの小説か何かで、もっとも盗むのが難しい美術館と書いてあったのを思い出す。 最近凝っている音声ガイド付きで回ったので、色々と説明が聞けて興味深い。 スペインの絵画と言えば、「光と影」「緋色と黒」のイメージが…

「アテナ」

TV

昔のテレビ番組をツタヤで借りる。WADという大企業の企業城下町に住む女子高生アテナ。両親も友だちの両親もそこで働く環境だ。アテナは人とは違う能力があることに気付き始めると、その能力は覚醒しだし、色々な事件に巻き込まれる。自分を狙う超能力者の男…

「シャイン サウンドトラック」

映画シャインで使われた曲を聞いてみたくて、サントラを買う。これはサビの部分だけではなくて、ちゃんと曲が入っているところが気に入った。 ラフマニノフのピアノコンチェルト3番を映画の中では略して言っていたのだが、なんと言っているのか聞き取れなく…