2023-01-01から1年間の記事一覧

「お金の学校」 坂口恭平

お金の学校 作者:坂口恭平 晶文社 Amazon 元々はnoteで発表していたものを本にまとめたものだ。 お金についての話なのだが、倫理観の強い人などは読んでいて「ん?」と なりそうなところもありかなりぶっちゃけと感じたが これが支持されるのだろう。 お金が…

「QUITTINGやめる力 最良の人生戦略」 ジュリア・ケラー

QUITTING やめる力 最良の人生戦略 (日本経済新聞出版) 作者:ジュリア・ケラー 日経BP Amazon アメリカでも何かをやめるのは敗者、最後までやり遂げろという文化がよしと されるというのは少し意外だったが日本以上にプレッシャーがあるのかもしれない。 著…

「みちのく いとしい仏たち」 東京ステーションギャラリー

ステーションギャラリーに「みちのく いとしい仏たち」を見に行く。素朴な作りの東北の民間仏の展覧会。思った以上に素朴で拙い印象だ。あまりに拙く縄文時代あたりのものかと思うほど。(今回は江戸時代のものが多かった) その分可愛らしさやいじらしさが増…

映画「ウォンカとチョコレート工場の始まり」TOHO CINEMAS日比谷お

すごく久しぶりに映画館に来た。 ジョニデ版も見たのだがいまいちよく覚えていないので 他の人のように思い入れがないせいかとても楽しめた。 ティモシー・シャラメがカッコよく愛らしく歌も踊りもうまい! 孤児のヌードルもめちゃ歌が上手い。 ヒュー・グラ…

「大富豪アニキの教え」  丸尾孝俊

大富豪アニキの教え 作者:兄貴(丸尾孝俊) ダイヤモンド社 Amazon 吉本ばななのエッセイで名前を知って興味を持つ。 無一文から大富豪になったという彼の人生訓を学べる。 日本人のダメリーマンの聞き話になっていたのだが このスタイルで彼自身が書いたよ…

「永遠の都ローマ展」 東京都美術館

天気も良く公園を歩いていても気持ちいい。 銀杏並木が美しい。 ローマ展はやはり大理石の彫刻が素晴らしい。 でも少し消化不良かな?

「ゴッホと静止画」 SOMPO美術館 

なんと今時時間予約制だったがそこまで混んでいなかったので入れてもらえたがやはりここはなぜかいつも混んでいるんだなぁ。 最初の頃の作品は写実的でいわゆるゴッホという感じがしないものも。 「髑髏」などは雰囲気があった。 花の絵も多々あったのだが花…

「赤と青のガウン」 彬子女王

赤と青のガウン オックスフォード留学記 作者:彬子女王 PHP研究所 Amazon 彬子様のオックスフォード留学期なのだがとても心優しい素直な若い女性で とても好感が持てる。また宮家の日常も垣間見れてそれも興味深い。 お出かけは必ずお供を連れなくてはいけな…

「日本画の棲み家 床の間芸術を考える」泉屋博古館東京

明治に西洋文化が到来し座敷や床の間を棲み家とした日本絵画を展覧会場へ住み替えさせたという。住友春翠の家の図が最初に出てくるが広大な家。茶室もあるし表書院、裏書院も。 床の間に四季折々にかけられた絵というのは風情がある。そして彼の兄は西園寺公…

「ロマノフ家の末裔 それぞれの人生 シーズン1」

一話しか見ていないがロマノフ家の生き残りのお婆さん。 パリの高級アパートに愛犬と二人暮らし。 彼女はかなりのお年だがいつも綺麗な格好をしている。 カチューシャ、大きめのイヤリングを着用、スカートにパンプス、 サングラスをして外出といういかにも…

「ナックルガール」

ナックルガール 三吉 彩花 Amazon 窪塚洋介が見たくてつい。 なかなかのバイオレンシーで見ていて痛いことが 多かったが主人公の女の子も強くてかっこよく お荷物になっていなくていい。 窪塚君は途中で残念なことになったいたが 見れてよかったのだ。

「やまと絵 受け継がれる王朝の美」 東京国立博物館

上野公園は木々が色付きまるでリュクサンブール公園のような おしゃれな様子だった。そしてトーハクへ。 「やまと絵」展は土日祝祭日は予約が必要とのことで予約していく。 やはり中は混んでいる。あまり混雑しているとみる気が失せるが。 最初に出てきた「…

映画 TENET

TENET テネット(字幕版) ジョン・デイビッド・ワシントン Amazon 吉本ばななのエッセイに金持ちの生活ぶりがリアルと感想があり興味を持つ。 封切り当時は時間が入り乱れ難解という評判だったが 思ったより理解できたような気がするが やはり疑問がいっぱい…

「好きになってしまいました。」三浦しをん

好きになってしまいました。 作者:三浦しをん 大和書房 Amazon 彼女のゆるいところがいい。 読んでいて思わず吹き出すことも。 林業のおじさん達とも仲良くできる彼女の自然体のすごさを 感じた。

映画HOKUSAI

HOKUSAI [Blu-ray] 柳楽優弥 Amazon 北斎の若い時を柳楽優弥、晩年を田中泯が演じた。北斎はじいちゃんのイメージなのでやはり田中泯はドンピシャだ。 版元の蔦屋を演じた阿部寛の存在感と貫禄がすごい。幕府の役人に店をめちゃくちゃに荒らされてもまんじり…

「生活を創る(コロナ期)」 吉本ばなな

生活を創る(コロナ期) どくだみちゃんとふしばな9 (幻冬舎文庫 よ 2-41) 作者:吉本 ばなな 幻冬舎 Amazon 久しぶりに吉本ばななのエッセイを読んだがなかなかの武闘派ぶりに少し驚く。 そして時々書いてあることが小沢くんが書きそうな内容と感じることも。 …

「池上彰と考える、仏教って何ですか?」 池上彰

池上彰と考える、仏教って何ですか? 作者:池上彰 飛鳥新社 Amazon 最近京都に行ってお寺などを見るにつけ仏教についての疑問が 湧いてきてもう少し知りたいと思い読んでみることにした。 時に日本の仏教の歴史みたいなものがわかり面白いし為になる。 日本…

「日本画 聖地巡礼」 山種美術館

このところ山種美術館皆勤賞なので毎度お馴染みの絵が多い。 横山大観の飛瀑華厳はシンプルな墨絵で構図もよく迫力がある。塩出英雄の積翠宝塔は子供絵のような絵が返って明るく面白い。横山操の蒲原落雁は暗く寒く静かすぎる林の絵がシベリアのような孤独を…

「モネ 連作の情景」 上野の森美術館

睡蓮ばかりじゃないモネの連作が見られる。 色も明るく美しく地中海の海の色も見事。 晩年ほど輪郭を曖昧にして色と明かりで仕上げるような絵ではなく 私好みの絵も多数あったのだがいかんせん混雑がひどい。 あまりに混んでいてゆっくり見れない。 みんなそ…

「日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか」 酒井順子

日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか 作者:酒井順子 講談社 Amazon 酒井順子はものごとをよく見て分析し言葉にするのがほんとに上手だと 毎回思う。 ナンシー関のことを「自分の知らない自分の感情を引き摺り出してくれる産婆の よう」と表現してい…

「京都・南山城の仏像」東京国立博物館

天気のいい日で10月末なのに昼間は薄着でいい感じ。 小さい部屋での展示だったが面白い展覧会だった。 阿弥陀如来立像は快慶の弟子行快の作品とされ 優美なお顔と流れる衣の線など綺麗な細工で さすが快慶一家。 十一面観音の頭のお顔は笑顔、怒り顔などさま…

仲道郁代 ピアノ・リサイタル ブラームスの想念 東京文化会館小ホール

7つの幻想曲作品116 3つの間奏曲作品117 6つの小品作品118 4つの小品作品119 かなり久しぶりに東京文化会館に来た気がする。 ホールは小ホールだったのでこじんまりとしていてピアノの音も 大きく聞こえる。ブラームスは綺麗なメロディでいい。 それにしても…

「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」 遙洋子

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫) 作者:遥 洋子 筑摩書房 Amazon この本久しぶりに読みたいと思っていたが図書館でなく 実家の書棚に見つけた。あれ?買ったっけ? 彼女がすごく真摯に勉強した様子がみれる。 彼女は宝塚の出身かと勝手に思って…

映画 アートのお値段

アートのお値段 [DVD] ラリー・プーンズ Amazon NHKの漫画家イエナガの複雑社会を超定義という番組で現代アートの 特集があった時に見てすごく勉強になり理解もできた。 それを補強するような内容でやはり金持ちは分散投資の一部として 買っているのだなと思…

映画「犬王」

劇場アニメーション『犬王』(通常版) [Blu-ray] アヴちゃん(女王蜂) Amazon 野木亜希子さんが脚本、松本大洋がキャラデザインと知ったのは エンドロール。確かに絵は少しグロいところもあった。 犬王の歌がすごくうまくて驚いた。アヴィちゃんという人らしい…

映画「グロリアス 世界を動かした女たち」

グロリアス 世界を動かした女たち(字幕版) ジュリアン・ムーア Amazon 女性運動活動家の話でmiss、 mrsでもなくmsという呼称を 広げていく。 こういうのに興味を持っている私はフェミニストなのだろうか? とにかく女性は虐げられているなと感じる。 ベッ…

映画「セイント・フランシス」

セイント・フランシス ケリー・オサリヴァン Amazon 家族、彼、仕事なしの34歳女性がベビーシッターになり 女の子との友情と愛情の物語。 女の子はこまっしゃくれて可愛くでも素直ですごくいい子で ベビーシッターをすることで女性も子供も成長していく。 と…

「編めば編むほどわたしはわたしになっていった」 三國万里子

編めば編むほどわたしはわたしになっていった 作者:三國万里子 新潮社 Amazon すごく評判が良かったので読んでみる。 著者はニット製作者なのだが彼女のエッセイ集。 ニットのことや小物、子供時代の思い出や息子のことなど 特別なことはないが読後感はなん…

「コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった」 マルク・レビンソン

コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版 作者:マルク・レビンソン 日経BP Amazon you tubeですすすめを見て読んでみることに。 コンテナをキーワードに物流の歴史やコンテナが世界をどう変えていったかなど 書いてあるのだがその中で中…

「春陽会誕生100年 それぞれの闘い」 東京ステーションギャラリー

電車の中で今日はどこに行こうか考えて急にこれに行ってみようと思い来たが よかった。 かなり前から電車の広告などでポスタービジュアルになっている岡鹿之助の「魚」など あまり興味を惹かれないと思ったが実際見てみると面白かった。 梅原龍三郎の「カン…