映画 パリの調香師 しあわせの香りを探して

番組紹介で見て興味を持った。

 

 

 

以前は一流メゾンで香水を作っていた調香師が

今は猫の匂い消しやバッグの皮の匂い消しなどの仕事を

不本意にしている。彼女のハイヤーの運転手になったギヨームは

離婚して母親と暮らす娘の共同親権獲得を狙っているが

交通違反を度々起こしてクビになる寸前だった。

娘はまだ10才なのだがスタイルも良くて立派なティーンで

子供子供していないさすがフランス人。

 

わがままなアンヌに辟易していたギヨームだったが

次回指名をされて…

 

アンヌの匂いに対する知識がすごい。彼女にはエージェントが付いていて

仕事を取ってくる。

アンヌは出張の時も香りの便のたくさん入っているスーツケースを

持っていくのもすごい。香りが気になるからシーツとカバーも

毎回持参してホテルで交換している。

 

アンヌは以前嗅覚障害になった時にそれを隠して仕事をしていたため

信頼を失っていた。今は回復したがメゾンの仕事などは論外だ。

でもまた香水を作りたいと思っていた。

 

実はただのおっさんのギヨームも香りを嗅ぎ分ける才能があり

最後は娘の学校で香りの授業を子供達の前で行う。

その父の様子を誇らしげに見ている娘も可愛い。

 

アンヌは結婚していないがもう中年なのでマダムと呼びかけられるが

その都度マドモアゼルといちいち訂正していた。

年を取ったらマダムでいいのかと思っていた。

 

学生時代にドーバー海峡の辺りの旅行先でレモン色の石けんバーを

使ったらその香りが大好きで思い出の香りになったアンヌ。

立ち寄ったガソリンスタンドのトイレに同じものを見つけ

大感激し、そこで手に入れることができた。

のちに嗅覚障害が再発したアンヌの治療に役立つことになる。

 

あちこちに香りにまつわるエピソードがあり

おしゃれで大人なフランス映画だった。ー