2006-01-01から1年間の記事一覧

「妖怪大戦争」

両親の離婚で都会から田舎にやってきたもやしっ子タダシは 祭りで「麒麟送子」に選ばれたことをきっかけに 妖怪と戦うことに・・ 前半は神木隆之介君のかわいらしさに心を奪われ ストーリーが頭に入らない。 おなじみの妖怪たちも面白いのだが、 なんだか無…

「帰らざる夏」 加賀乙彦

陸軍エリート養成の幼年学校に合格した省治。 日々の過酷な修練に耐え、皇国の不滅を信じている鉄壁の軍国思想の 持ち主である彼を待ち受けた敗戦。 聖戦を信じていた心を引き裂かれ、玉音放送を否定し、大混乱の果て 義に殉じ自決した彼の青春の苦悩を描く…

「温室デイズ」 瀬尾まいこ

小学生のときにいじめにあい、転校した美しい優子、 そのときにいじめ側にいたみちるは、中学では仲良しになる。 みちるの幼馴染でやくざの息子の瞬。 だんだんと荒れていく学校の中で、あるときから みちるがいじめの対象のなり・・ 今回の彼女の作品は意外…

「人は見た目が9割」 竹内一郎

目次見たり、ぱらぱら見ているとすごく面白そうなのだが なんとなく頭に残らない。 書いてあることは成る程と思うものの、ひざを打つという ことではなくて、ちょっとぼんやりと読み終える。 その中で女性の勘が鋭いのは、長いこと地位が低くて 周りの情勢を…

「金持ち父さんの予言」ロバート・キヨサキ

株の暴落はいつかはするので、いかに株だけでは危険かとか アメリカの年金制度の不安定さなどが延々と書いてある。アメリカの401と日本の制度は同じなのだろうか? そもそもそこがわからないので、勉強をしなくてはならない。 いろいろと危険をはらんでい…

「小曽根真 クリスマス・スペシャル2006

〜リベンジ・オブ・モーツァルト」 文化村オーチャードホールで行われたジャズとモーツァルトの競演。 どちらかというと、モーツァルトの曲にちょっとジャズが 入ってくるという印象。塩谷哲(ピアノ)とパキート・デリヴェラ (クラリネット)がゲストで参…

「刺繍」 川本晶子

うんと年下の男性敏男と付き合っているエリ。 結婚も考えずに気軽な付き合いで家族とも打ち解けていたが、 ボケ始めた母がどうやら彼に恋をしているらしい。 母の看護の手伝いを兼ねて同居が始まった。 読んでいてずっと涙が流れていた。 まず痴呆の母親のこ…

「春の雪」

映像のとても美しい作品だった。やはり清様はちょっと妻夫木君よりもっと尖った感じの 美しさのある俳優さんにやってほしかったかな。 あと聡子もいいんだけど、もっと綺麗な人かと。ただ全体的にはとても楽しめた。 二回も作品は読んでいたのに、終わりがど…

「さくら」 西加奈子

しばらく家を離れていた薫が急に年末帰ろうと思ったのは 家を出ていた父が帰るという手紙をもらったからだ。 関西の実家は、陽だまりのように暖かく、平和な家族そのものだった。 働き者の父、美人の母、ヒーローのような兄、可愛くて乱暴者の妹。 小さな事…

「熊座の淡き星影」 ヴィスコンティ監督

アメリカ人と結婚をしてニューヨークに移り住む女性が 故郷の家を訪ねる。父はアウシュビッツで殺され、母は もとピアニストだが、今は心の病を患って別の人と結婚している。 久しぶりに再開することになった弟とは秘密の過去があって・・ 主演のクラウディ…

「ルートヴィヒ」 ヴィスコンティ監督

ルートヴィヒ2世の美と孤独と退廃の人生を描く。 出てくる人が美形がとても多く、城や自然、調度品など 映像がなにしろ美しい。4時間の長い映画だったが、退屈することなく見れた。 ルートヴィヒはワーグナーを愛し、城に招きいれたが 家臣たちやまわりの評…

「絡新婦の理」 京極夏彦

文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)作者: 京極夏彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/09/05メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 113回この商品を含むブログ (141件) を見る 連続目潰し魔殺人事件、房総の富豪織作家創設の女学校で起こる 「呪い」による殺人事…

「美人画報ワンダー」 安野モヨコ

このシリーズは美容の口コミ的情報とかわいくておしゃれなイラストが とても楽しい。 でもこの本持っていたのに買ったかも・・・・(涙)

「ベニスに死す」 ヴィスコンティ監督

BSで特集をしているので、録画している「ルートヴィッヒ」を中断して 見始めた。 老齢の作曲家は静養のために訪れたベニスで、美しさの象徴というべき 少年と出会う。それ以来彼の姿を求めては一日中ベニスを歩き回り リドのホテルのロビーでも視線をさまよ…

「小山実稚恵の世界」ピアノで綴るロマンの旅 オーチャードホール

12年間・24回リサイタルシリーズの第2回 2006年あき〜献呈〜 メンデルスゾーン: 無言歌集より 作品19−1 ホ長調「甘い思い出」 作品38−6 変イ長調「デュエット」 作品30−6 嬰ヘ短調「ヴェニスの舟歌」 作品67−2 嬰ヘ短調「失われた幻想…

「クリムト」

監督ラウル・ルイス 主演ジョン・マルコヴィッチ 世紀末のウイーンに生きた天才芸術家のクリムトの日々を描く。 とりあえず話らしい話がなく、幻想と現実がないまぜになり 世紀末の退廃とクリムトの奔放な生活を、死の床に臥す彼の そばで回想するシーレ。 …

「ハート・オブ・ザ・シー」

7年ぶりに都会からふるさとの海の町に戻ってきた女の子。 そこはくじらFMというミニ放送局があり、住民の生活が 丸わかりになるほど小さな町だった。 そこで穏やかで大切なものに気づく。とりあえず目当ては黄川田将也君で見てみた。 晴れた海がとても美しく…

「鉄鼠の檻」 京極夏彦

箱根の古文庫の整理を頼まれた京極堂に誘われ 夫婦で箱根旅行に行くことになった関口。 近くの旅館には京極堂の妹で雑誌記者の敦子が カメラマンの鳥口とともに禅寺明慧寺の取材で来ていた。 ある日旅館の庭突如現れた僧の死体。 それを皮切りに連続禅僧殺人…

「Super Stars」 表参道ヒルズ

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写真家レスリー・キーとアジアのスーパースターとのコラボレーション アジアのスター(といっても主に日本のスター)が壁一面に 飾ってあるチャリティ目的の写真展。 ヨン様の写真もあったためか彼目当てと思われる おば様ファンが多数見受けられた。 全体的…

「大エルミタージュ美術館展」 東京都美術館

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ヴェネツィア派からモネ、ゴーギャン、ルノワール、 ピカソまで とても写実的で美しい絵が多く、立体的で触感を感じさせる ものも多かった。絵のモデルたちが子供も大人も美形が多い! 大物の絵という感じではないが楽しめる。 その中でオズヴァルト・アヘン…

「地に埋もれて」 あさのあつこ

恋人と心中を図ったものの生き残った恋人に土に埋められ仮死状態の優枝。 彼女を掘り起こし助けたのは白兎という不思議な少年だった。 そして彼女に生き残った男に「復讐しますか?」と唐突に聞いてきた。 彼女は白兎に導かれるように、もと恋人の様子を探り…

「ダリ回顧展」 上野の森美術館

ART

生誕100年記念 会期中は無休というので、美術館が休みの月曜は空いているかと 思ったが、やはり混んでいた。でも多少待たされたくらいで 入れたが、中も混んでいてゆっくりは見られない。 スペインのダリの美術館でのんびりと見てみたいと思った。 最近気…

「クローズド・ノート」 雫井脩介

クローズド・ノート作者: 雫井脩介出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/01/31メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 40回この商品を含むブログ (137件) を見る マンドリン部に通う女子大生「香恵」は、引っ越した部屋の片隅で 前の住人のものと思われる日…

「仏像のひみつ」 山本勉

仏像について平易な文とイラスト、写真でわかりやすく 伝えた本。 仏像はえらい順に「如来」「菩薩」「明王」「天」となる。 如来とは「さとりを開いた者」ということらしい。服装も 簡素で装飾品もつけていない。 密教というのはインドの別の宗教の考え方や…

「魍魎の匣」京極夏彦

14歳の仲良し二人組みの少女、加菜子と頼子は ふたりきりで旅行に出かける。 その途中加菜子が線路に落とされ、大怪我をする。 瀕死の状態で転院をした先はまるで箱のような外観の変わった病院だった。 ところが、入院中の加菜子が誘拐されてしまう。 一方…

「それからはスープのことばかり考えて暮らした」 吉田篤弘

引越し先の大家さんにオーリィさんと呼ばれることになった大里君。 街のはずれに素朴でおいしいサンドイッチ屋さんを見つけて 通うようになるうちに、店主とその息子メガネ君とも仲がよくなる。 無職だった彼はそのサンドイッチ屋で誘われ働くことに。 大い…

「PAY DAY!!!」 山田詠美

ニューヨークっ子の男女の双子、ロビンとハーモニー。 両親の離婚でハーモニーは南部の父親の実家に父とともに移る。 残ったイタリア系キャリアの母親とロビンはニューヨークに。 そんな中9.11のテロが起こり、母親が行方不明になる。 それをきっかけにロビ…

「川畠成道の四季」 東京オペラシティコンサートホール

川畠成道とヴェニス・ヴィルトゥオーゾ・アンサンブルによるコンサート。 曲目は ヴァイオリン協奏曲ホ長調BWV1042 バッハ 愛の挨拶 エルガー ハンガリー舞曲第六番 ブラームス アヴェ・マリア カッチーニ ひばり ディニーク 四季 ヴィヴァルディ なんだがヴ…

「仏像 一木にこめられた祈り」 東京国立博物館

ART

今回は一本の木で彫られた一木彫仏像をテーマに集められたらしく そのためが素朴な仏像が多い。 円空など名前は知っていたが、あんなこけしのような、 子供の作った作品のような仏像を作る人とは知らなかった。 私は鎌倉時代の仏像の方が好みらしいと知る。 …