2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「カラフルライフ」吉成真由美

心理学のお話をメインに日米の文化の比較や教育についてを書いたエッセイ。 男女の脳の違いも面白い。たとえば「男の会話は、自分の位置や立場を確立するための、公的なものであり、女のそれは、人間関係をスムーズにするための私的なもの」であると。家では…

「すべてがEになる」森博嗣

夫婦仲がすごくよさげでいい。家族もいい感じ。

「私のワインは体から出て来るの」宮藤官九朗

無心で読み始めたがおもしろい!くだらないけど面白い。思った以上。 その中で私の心に残ったエピソードは三つ。 まず最近人間ドックを受けて検便をした彼自称くんくが、昔に比べて簡単で楽になった検便業界の進歩ぶりに驚く。その一方で昔から大して変わら…

「CASSHERN」

DVD

アニメのキャシャーンはおぼろげに記憶の端に残っているが、「人造人間」だと今日まで思っていた。あれ〜、昔から? 樋口可南子がとても美しく撮られていた。りょうも綺麗だったし、gardenも美しい。ミッチーもいい感じだったんだが、ストーリーはいまいち退…

「湘南武闘派高校伝」「湘南武闘派高校伝新総番」

DVD

ケンタとジュンは海と喧嘩の日々を送る高校生。ジュンは小学生の時にケンタの弟と海に遊びに行って事故で死なせてしまって以来声がでなくなってしまった。「新総番」の方では、前田耕陽が産休の代理教師として彼らの担任になる。バイクで弟を亡くしていた彼…

Sheena Eastonふたたび

シーナ・イーストンの「モーニングトレイン」と「モダンガール」を時々耳にする最近なつかしく感じていたら、今日「ユアアイズオンリー」までがふと街で流れていてまたまた懐かしいモードに。なんかシーナ・イーストンがちょっとした再流行の兆し。先日「天…

「小説ワンダフルライフ」是枝裕和

同タイトルの映画の原作本だ。 映画では分かりにくかったしおりの心理面とかがわかっておもしろい。話はしおり視線で進んでいく。望月君はやさしくてきちんとした男の子として描かれている。なんとなく女の子的な嫉妬の気持ちがうまく描かれすぎていて、是枝…

「サイドウエイ」

昨夜のニュース番組でこの映画の影響でピノがアメリカで流行しているという。 サンタバーバラのワイナリーめぐりも大好評と聞いてちょっとびっくり。 面白い映画だったが、そこまで影響を与えているとは・・・この映画の主人公はもう自分に限界を感じるもう…

「琥珀枕」森福都

中国の県令の息子の塾師はすっぽんの徐先生だ。人間界の事件を見ながら人生勉強をする。 中国を舞台にした妖怪がらみの短編集で、なかなか艶っぽい大人の童話といった感じだ。 なんとなく漢字が多くてなかなか読みにくい印象を受けたのは、地名が役職のせい…

「ラッシュライフ」伊坂幸太郎

仙台にある展望台に関連のあるばらばらのいくつもの物語。 それぞれはなんらつながりがなく思えるが、いつしか全部がつながっていることがわかる。 その中心にいる空き巣を職業とする黒澤がまたいい味だしてるんだよな〜。

「ぼんくら」宮部みゆき

江戸深川の鉄瓶長屋で、若すぎる新しい差配が来てから、すっかり住人達が引越ししたり、失踪したりでみるみると長屋はもぬけのからになる。ぼんくらな同心・平四郎が長屋に起きている影の事件に迫る。 この平四郎もめんどくさがり屋で、せかせかしていないと…

「刑務所の中」

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山崎努主演の刑務所の中の生活を描いたコメディ。 すごく彼がいい味を出して、刑務所の中でぬる〜く生きるオヤジを演じている。 力の抜け加減が絶妙でとてもおもしろい作品だ。 やたらと食べ物のシーンが出てくるので、空腹時には注意が必要だ。それにしても…

「魔界転生」

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窪塚洋介が天草四郎を佐藤浩市が柳生十兵衛を演じるこの映画。沢田研二版は見たかどうかは覚えていないが、原作が大好きで、山田風太郎の本はこれをきっかけにそうとう十兵衛物を中心に読んだなぁ。途中窪塚君が天から降りてくるシーンはどうしようかと思っ…