2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧
紹介している本が面白そうだったので、読んでみた。 外国の作品も大量に紹介されていたのだが、いまいち興味を引くものが少ない。 いくつか選んだので今度図書館で借りてみよう。
白洲次郎をみんなの証言とふんだんな写真で紹介した本。 娘の桂子さんの書いた「娘からみた白洲次郎」が特に気に入った。お金持ちのお嬢さんらしい大人を困らせる可愛いわがままという桂子さんと次郎の関係もまるで小説のようだ。ケンブリッジの食事はその当…
サンディエゴのERで働く医師四郎の元に、連続主婦殴打事件の被害者となった母親の知らせが届く。地元福井に急ぎ戻り、もと同級生たちとともに独自に犯人探しを始める。その途中で浮かび上がる家族の血と暴力の恐ろしく哀しい歴史。 クォーターで大臣まで勤め…
春、バーニーズで作者: 吉田修一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/11/20メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (77件) を見る 吉田修一は好きなのに、このところ読んでない。「最後の息子」の続編のようなものが載っていると聞いて興味…
ちょっと頼りない坊ちゃんバーディと完璧な執事ジーヴスが、身の回りに起きるさまざまの事件を解決していくシリーズ。 脇役には口うるさい親戚のおば様、アガサ伯母さん(イギリス物には必ず出てくる典型的なうるさ型おばさま)、いつも恋をしてはバーディを…
こういった家族のお涙頂戴ものって苦手なので、あまり興味なかったのだが、成り行きで友人から借りることになってしまい、読んだらとても面白かった。 基本的に「おかん」と「僕」の関係が描かれているのだが、まわりに出てくる人がみんな魅力的で面白い。自…
グラムロックスターのrise and fallといったお話。モデルはDavid Bowieとされ、もう一人出てくるartistも現実にモデルがいると言われたので、Iggy Popかなと思いながら見ていたら、やはりイギーともう一人(誰か忘れた)がモデルとのことだった。ユアン・マ…
たしかにわかりやすいのだが、あまり目新しいことはなかった。 素人は中・長期的に成長する会社を保有する方がいいそうだ。ヒット商品が「定番のヒット商品」となりうるかで、中・長期的保有に適するかどうか判断できる。また、10年後に商品化するような開…
山田詠美とピーコによるファッション対談集。肩を出すのが嫌だからショールを纏い(だったら袖のある服を着ろ)、ビキニを着ているのにパレオをおなかにしっかりと巻いたり(だったらワンピースを着ろ)、「往生際が悪い」人が多いと批判してるのは笑いなが…
美しい挿絵の入った陰陽師絵物語集、今回は「鉄輪」。 貴船の宮に仕えるものが、丑の刻参りを続ける女をやめさせようとある夜出ていき、「願いがかなえられた」と嘘を伝えに行く。「身には赤き衣を裁ち着、顔には丹を塗り、髪には鉄輪を戴き、三つの輪に火を…
第一次世界大戦時、最前線で対峙するドイツ軍とフランス・スコットランド連合軍。クリスマスイブの夜に聞こえてきた歌声からいつしかみんながひとつになり打ち解けていく。 後で実際にあった話を下敷きにしていると知ったが、そうでなければちょっと出来すぎ…
白洲次郎に関しては正子の夫としての知識しかなかったが、先日のテレビの特集を見てから俄然興味を持ち図書館でこの伝記を借りる。 そして彼がまったくもって現代のマンガや小説のかっこいい主人公そのままのキャラクターで驚く。昔の人なのに欧米人にも見劣…
ロンドンの社交界で開かれたチャリティに参加したサラは、エチオピア難民の少年を連れパーティに乱入した青年医師ニックに影響を受け、エチオピアに物資を運びボランティアに参加する。綺麗事ではすまされない現状に改めてショックを受けるがその後UNHCRで働…
家計のために高校教師となったもと天才数学者が、隣の部屋に住む女性に恋をする。彼女が殺人事件を起こしてしまい、彼女とその娘を守るためにすべての知能を駆使して助けようと隠蔽工作をする。完璧と思われた計画だったが、大学時代の友人でライバルだった…
あるアパートが焼失し9人がなくなる事件があった。明帆は恋人藍子を亡くし、その藍子の幼馴染の陽は、自分以外の家族全員を亡くす。その事件に思うところがあり取材を始める新聞記者秋庭。3人が偶然出会いただの火事ではない今回の事件の謎を探っていくと…