中学教師で郷土部顧問の久保は、実家の屋根裏である資料となるべき手記を見つける。それは明治時代に東北や北海道をひとりで旅行していたイギリス人の女性探検家の通訳をしていたイトウのものだった。イトウの子孫で女性漫画家の田中シゲルに連絡をして、郷…

すごく内気な女の子が音楽が大好きで、レコードを大音量で毎日かけ、家に引きこもっている。ある日歌を歌っているところをスカウトされ、類まれなる才能に驚く周りの人々にいやいやながら舞台で歌わされることに。舞台は大成功、彼女はスターへの一歩を踏み…

ダロウエイ夫人を下敷きにして過去と現代の女性のそれぞれの物語を描く。 ヴァージニア・ウルフにニコール・キッドマン、現代の女性クラリッサにメリル・ストリープ。 これを見ながらダロウエイ夫人てどんな話だったか思い出そうとしていた。 パーティをする…

電車も止まっているし、ちょっと興味があったので、レオノール・フィニ展を見に行く。 混んでいなくてゆっくりと見れた。 彼女の描くちょっと怖いようなシュールな絵は最近ちょっと好き。いろいろと時間をつぶしたつもりだったのに、渋谷はすごいことになっ…

久しぶりのコクーンで初めての大人計画の舞台にわくわくだ。 ケガレ役は鈴木蘭々だったが、歌も上手くファルセットが綺麗でうっとり。阿部サダヲも歌が上手くてラップっぽい所も難なくこなしていて感心する。 片桐はいりは芝居がうまくさすがだ。大浦龍宇一…

女性を外見でのみ判断する男がひょんなことから、内面のきれいな人はすべて美しく見えるようになってしまい、すごいデブのぶーこちゃんも醜男も美形に見え、その対応に周りの人が驚く。グウィネス・パルトロウがでぶちんと美形の二役をこなす。 グウィネスの…

グラスホッパー作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/07/31メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 42回この商品を含むブログ (364件) を見る交通事故で妻をなくした鈴木は、その事故をおこした犯人の馬鹿息子が働く怪しい会社に復讐する機…

実際に起きた子供置き去りの事件を題材にしているということだったが、思ったよりも悲惨な感じがしなかったのは、いろいろと変えられているからだろう。 お金がなくなり、電気や水道が止められ、だんだんと汚い身なりになっていくさまがリアルだった。 子供…

体の弱い若旦那と彼を守り取り囲む妖のシリーズ。 短編がいくつか入っているのだが、「仁吉の思い人」がよかった。 また寝込んでしまった若旦那、水分ものどを通らず、なんとかして薬を飲んでもらおうと手代の佐助が、薬を飲んだら仁吉の失恋話をするといっ…

井筒平四郎と美貌の坊ちゃん弓之助シリーズ。 大店 湊屋総右衛門のかこっている葵は、以前鉄瓶長屋の差配をしていた佐吉の母親だが、死んでいると聞いていたのに、実はまだ生きていることを知って、佐吉がこっそり様子を見に屋敷に行ってみると葵は殺されて…

モデルの女の子ブリジット・バルドーが振られた男性に未練があり、なんとか自分に振り向かせ嫉妬させようとカフェでナンパされた外科医の男性と計画を練って・・・バルドーの足が綺麗でびっくり。 そして彼女の「お酒もミルクティも飲まない、太るから」とい…

いや〜、面白い！ 風呂に入りながら読んでいて声を出して笑ってしまったことも・・・ 彼女自身も自分を冷静に見ていて面白いのだが、まわりのお友だちもさらにおもろい。 自分の彼にボーイズラブの教育を施し、最近は「松井とイチローの直接対決」という字を…

ダイナーでウエイトレスをする女性ベラは母親の紹介してきた男性と知り合う。そのダイナーの常連のおじいさんは新聞の広告を見て知り合った女性とつきあいを始める。ふたつの恋物語が同時に進行し、途中いろいろ起こるが最後はハッピーエンドでしかも、ベラ…

先日「コーラス」を見て主演の俳優がでているからとちょっと見てみたくなった。 フランス映画って「ユダヤ人の子供もの」の映画が多いな。それだけ戦争中いろいろなドラマがあったってことだろうけど。 この映画も肉屋のバティニョールおじさんの隣にすむユ…

優等生だった女の子が急に不良になりそして学校も退学。その子を追いかけ何かと声を掛け気に掛ける女の子がフカキョン。同級生でもたいして親しくもなかったのに、不信に思うがいつしか心を開いていく彼女だったが、実は兄がフカキョンに「妹の見方になった…

中村愛美が主役で、コンビニの前で長いこと雪が降るのを待っている役だ。そして窪塚君はそのコンビニの店員役。ほんのちょい役かと思ったら意外にでずっぱりだし、女の子が前の雪の日になくしたという手袋を探してわたすという大切な役。こっちの方がよっぽ…

B級映画って感じなのに、何気に出ている俳優は豪華だったりする。でもわけの分からない今一面白くない映画だった。主役の女の子は洋服を着ているとすごく魅力的なのに、脱ぐとなんだか魅力的じゃないのが不思議だった。 渋谷のTSUTAYAで窪塚洋介のコーナーに…

病弱な若旦那と彼を助け、なんだかんだと甘やかす妖たちが事件を解決するシリーズ。 このシリーズは可愛くて面白い。気に入った。 「産土 うぶすな」で手代で妖の佐助が昔話をするところでは、すっかり時間軸が狂わされ私もだまされてしまった。