2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「広重ぶるう」梶よう子

広重ぶるう 作者:梶よう子 新潮社 Amazon 勝手気ままで調子のいい広重が火消し同心から絵師になり ベロ藍という青に出会い飛躍していく。 一見わがままな男なのだが情の深いところがあり 彼の身近な人たちが亡くなっていくシーンは 読んでいてもいつしか涙が…

「歌川広重 山と海を旅する」太田記念美術館

今歌川広重のことを書いている本を読んでいる。 まだ読み終わっていないが彼の風景画との関係性などは知っていた。 フィクションだろうからある程度脚色しているのだろうが。 展示物で他人の絵を元に描いている絵が複数あったが本の中では 版元にそれを勧め…

映画「シーセッド」

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け [DVD] キャリー・マリガン Amazon どうしてこんなに女性は弱い立場で虐げられているんだと見ていて腹が立つ。 そして相手の弁護団に複数女性がいるのも戦略的でなんだか嫌だ。 結構実名が出ていて驚いた。 そしてこの男…

映画「チケットトゥパラダイス」

チケット・トゥ・パラダイス(字幕版) ジョージ・クルーニー Amazon ロースクールを首席で卒業し自慢の娘が卒業旅行で行ったパリで現地青年と恋に落ち結婚をするという。25年前に離婚した元夫婦が結託しなんとか結婚をやめさせようとバリに乗り込むが… 仲の悪…

「死は存在しない」 田坂広志

死は存在しない~最先端量子科学が示す新たな仮説~ (光文社新書) 作者:田坂 広志 光文社 Amazon 最先端量子化学が示す新たな仮説というサブタイトルが付いている。 you tubeなどで量子科学と人間の心の関連などを見たりしていまいち理解できなかったが 興味…

「山下清展 百年目の大回想」 SOMPO美術館

SOMPO MUSEUMは初めて行った。山下清の花火の絵の広告を見て興味を持った。 そしてあまり混んでもいないだろうとたかを括っていたらすごく混雑していた。 山下清の絵は子供の落書きのような単純な絵を思っていたが 貼り絵の技術もすごいし構成や色使いなども…

「警視庁草紙」 山田風太郎

警視庁草紙(上) ――山田風太郎明治小説全集(1) (ちくま文庫) 作者:山田風太郎 筑摩書房 Amazon 警視庁草紙〈下〉―山田風太郎明治小説全集〈2〉 (ちくま文庫) 作者:山田 風太郎 筑摩書房 Amazon 明治初期の警察や政府、元同心などがさまざまな事件に 関与…

「特別な存在になりなさい」山口路子

特別な存在になりなさい: ジャクリーン・ケネディという生き方 再生版 作者:山口 路子 ブルーモーメント Amazon ジャクリーン・ケネディのことを書いた本。 よく見ると美人じゃなくて雰囲気美人なんだと思う。 ミスコンなどで選ばれるタイプだったようだから…

「全面改訂第3版 ほったらかし投資術」山崎元 水瀬ケンイチ

全面改訂 第3版 ほったらかし投資術 (朝日新書) 作者:山崎 元,水瀬 ケンイチ 朝日新聞出版 Amazon 図書館の返却期限がきて最後まで読めなくて残念。 とにかく全世界株インデックスを淡々と長く積み立てることを推奨。 利益確定も手数料や税金やらが掛かるか…

「中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話編」 中野京子

名画の謎 ギリシャ神話篇 (文春文庫) 作者:中野京子 文藝春秋 Amazon ギリシャ神話、マザーグース、聖書は勉強したいとずっと思っていて できない教養。 絵画を紹介しながらギリシャ神話を解説していきわかりやすい。 聞いたことのある名前も多いけどすぐに…

「日本史を暴く」磯田道史

日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729) 作者:磯田 道史 中央公論新社 Amazon 歴史の裏話的本。 天皇終身制は伊藤博文が決めたと書いてあったが本当だろうか? ずっとそうなのかと思ったが確かに途中て退位とか歴史では 多々あった。そん…

「マッキンゼー流入社1年目ロジカルシンキングの教科書」 大嶋祥誉

図解 マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書 作者:大嶋 祥誉 SBクリエイティブ Amazon 何かを考える時にはそれは真実か、誰かの意見なのか、鵜呑みにせずに 批判的に考える。思い込み、これまでの経験、習慣、世間の目、 常識、報道、ネット情報などが自…

「テート美術館展 光」国立新美術館

光をテーマにテートの展覧会なのだが現代アートも多く ちょっと躊躇われたが食わず嫌いかもと行くことにした。 やはりジョン・ブレットの「ドーセットシャーの崖からみるイギリス海峡」は メインビジュアルにもなっており海面の煌めきや光の注ぐ様子、 色合…

「成熟スイッチ」林真理子

成熟スイッチ (講談社現代新書) 作者:林真理子 講談社 Amazon 日大生の不祥事で今まさに矢面に立たされている林真理子の本。 日大理事長の仕事についても触れている。 タイトル通り成熟がテーマだが彼女らしいわかりやすい口調でユーモアのある自虐ネタも交…

「木島櫻谷 山水夢中」 泉屋博古館

初めて行った美術館だが都会の中に贅沢な緑に囲まれて 蝉の声も聞こえる。 庭の花をスケッチする人がいたり優雅で文化的な時間が流れる。 目の前はスエーデン大使館で周りは高層ビルに囲まれている。 知らない画家の展覧会だったがテレビで美術展の紹介をみ…

「バカと無知」 橘玲

バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書) 言ってはいけない 作者:橘玲 新潮社 Amazon 攻撃を受けた時生き物はまず逃げようとし、無理なら反撃、それも無理な絶体絶命なら 体温と心拍数をさげ胃や腸内のものを排泄し意識を失い「死んだふり」をす…