2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「ロダンとカリエール展」 国立西洋美術館

ART

彫刻家ロダンと画家のカリエールは同じテーマで作品を残しているものも多く共通点が多い。カリエールの絵は今回初めて見たが、色合いが優しく見ていて柔らかい気持ちになる。でもやはりロダンに惹かれる。特に彼の作品では「最後の幻影」が良かった。大理石…

「AI」 スピルバーグ監督

キューブリックの企画をスピルバーグが引き継いだ未来ロボット物。 温暖化により南極の氷が解け、世界の都市を海の下に沈み、地球は限られた資源と土地を分け合わなくてはならなくなる。出産制限もされた未来で、子供のいない家庭向けに開発された人工知能を…

「シャイン」

オーストラリア出身のピアニスト、デビッド・ヘルフゴットの半生を映画化したもの。 音楽に焦がれながらその道に進むことが許されなかった父親は息子のピアノ教育にすべてを懸ける。やがて才能を開花させたデビッドだったが、外国に奨学生として招かれ、家族…

「もう一度キス」

TV

いや〜、窪塚洋介はやはり美しい!ヒロインの誰よりも。 ストーリーはたいしたことないかもしれないが、音楽がなかなかよかったのと、映像が美しかったのはgood。 オープニングの夜の東京をバックにタクトを振るような窪塚君はとても気に入った。女の子の方…

「妖説 源氏物語 壱」 富樫倫太郎

源氏の息子、薫中将と源氏の孫、匂宮の二人が平安の闇に暗躍する魑魅魍魎に陰陽師白鴎の助力を得て挑む。 匂宮の賭博の借金の取立てに向かった先は、鯰に生まれ変わった自分の父親を食してから悪霊に取り付かれて瀕死状態の「鯰中納言」、母親である明石中宮…

「川畠成道 JAPANツアー2006」

はなまるマーケットのゲストに出てから川畠成道が好きで、CDも何枚か持っているお気に入りのアーティストなのだが、今回初めてコンサートに行けた。 場所は東京オペラシティコンサートホールで、こじんまりとした上品な木目のホールで気に入った。席は横のバ…

discovery channel「コンコルド墜落事故の真相」

TV

やはりコンコルドの姿は美しいな。JFKの職員が色々な航空機が行きかうJFKでもコンコルドがいると思わずみんなの目が奪われると言っていたが本当にそうだろうと思う。 滑走路にちょっと前に別の飛行機から落下した金属部品にタイヤが破裂し燃料タンクをダメー…

ディスカバリーチャンネル「大韓航空機墜落事件」

TV

事件当時はコテコテの民間機をスパイ機と思い打ち落としたというソ連の言い分に「ありえないでしょ」と思っていたが、この放送を見て本当はありえたかもと思えた。 大韓航空機が空路を外れ(一時は大幅に)たのも、たまたまパイロットはINS(initial navigati…

「6ステイン」 福井晴敏

治安情報局(通称市ヶ谷)で働く人々の話を描く短編集。 今は堅気の会社員になって働いている元治安情報局の工作員が、昔の復讐のために命を狙われ、成り行きで一緒の電車に乗り合わせた生意気な小学生と逃げる「いまできる最善のこと」、元ソ連のスパイだっ…

「半眼訥訥」高村薫

高村薫のエッセイ集。 身の回りのことや、音楽、社会のこと、自分の作品についてとさまざまな内容が書いてあるが、作品についての内容がやはり一番興味深く面白い。 あと、掃除について「自分は掃除をするために生きているのか、生きるために掃除をしている…

「鉄道員(ぽっぽや)」

娘の亡くなったときも、妻の亡くなった時も駅に立ち続けた鉄道に一生をささげた男の話を高倉健の主演で描く。 ストーリーはありふれたものだが、見ていると知らずに涙が出ている。友人役の小林稔持がいい味を出しており、あんな友情がもてるのはとても羨まし…

「恋の手ほどき」

お金持ちで独身貴族の青年と、子供だと思っていた仲良しの娘がまわりを巻き込み恋の騒動を広げるアカデミー賞を取ったミュージカル。昔の映画だったが、思ったほど退屈ではなかった。ジジを教育するおばさまたちがすごい。

「一滴の嵐」 小島小陸

アルザスという複雑な土地に育つ鉛筆職人の息子エーミールが、お金持ちで金髪の美しい少年ウジェーヌと出会う。ウジェーヌは片足が不自由なだけで、それ以外は完璧に幸せな少年に見えた。ウジェーヌの父の男爵はエーミールの学費を払い一緒に学校に通わせる…

「亡国のイージス」

てことで、たまに行動力のある私は早速ツタヤに行き借りてくる。 映画はやはりかなりストーリーをはしょるので、見ると原作のすばらしさが身にしみるのと、あれでは原作なしではちょっと説明が足りないからわかりづらい気がした。原作と比べて、かなり仙石伍…

「亡国のイージス」 福井晴敏

海上自衛隊のミサイル護衛艦「いそかぜ」が北朝鮮工作員のグループと海自のある幹部達に乗っ取られ米軍から盗み出された化学兵器を手に国家に反乱を起こす。暴走を止めるため、戦いを挑むたった二人の隊員は・・・最初に読み出した頃はあまり面白くなくて「…

「35歳からの美肌カウンセリング」佐伯チズ

テレビで以前見たカット綿を使ったパックをもう一度やってみようと思ったが、やはり上手くいかなかったな。

「誤読日記」 斉藤美奈子

「週刊朝日」それから「アエラ」へと移って連載された読書コラムを集めた本。辛くて軽いのでおもしろく読める。 興味を惹かれた本は「もしも宮中晩餐会に招かれたら」*1(渡辺誠)、「重曹で暮らすナチュラル・ライフ」*2(ピーター・キウロ著 佐光紀子訳)…

「霊応ゲーム」 パトリック・レドモンド

由緒ある全寮制パブリックスクールに通う田舎者でちょっと気の弱い男の子ジョナサンは、同級生や教師のいじめにあってつらい思いをしていた。勉強もできルックスもよく一匹狼のリチャードとあるときから友だちになってその生活は一変。リチャードの助けもあ…