2023-01-01から1年間の記事一覧

「憧憬の地ブルターニュ モネ、ゴーガン、黒田清輝らがいた異郷」 国立西洋美術館

楽しみにしていたブルターニュ展。ゴーガンの「海辺に立つブルターニュの少女たち」以前の 展覧会で確か見たと思うのだがその時に面白かったので今回も楽しみだった。 全体的に私好みで面白かったのだがいまいち体調不良でその点が斬円だった。 現代のイラス…

「同調圧力のトリセツ」 鴻上尚史 中野信子

同調圧力のトリセツ(小学館新書) 作者:鴻上尚史,中野信子 小学館 Amazon 二人の対談だがとても興味深い物だった。 女の子は成績がいいことにインセンティブがないという話で 鴻上さんが小6の子供達を見ていると男女の能力差に驚くという話が出てくる。 女…

「東福寺」 東京国立博物館

久しぶりの東博だ。上野の桜は7分咲きくらいか。この敷地にも美しい花が。 目的は「東福寺」展だ。 禅寺の巨刹らしい。京都で前を通りかかったかな?思い出せないが・ 主にお坊さんの姿を描いたものが多く、伝説の絵仏師明兆の収蔵品も展示。 禅のお坊さん…

映画 「パリの家族たち」

パリの家族たち オドレイ・フルーロ Amazon 母親をテーマに色々な家族像を描く群像劇。 自分と母親の関係とか自分が母であるとか みんなの悩みが映し出されるのだが やはり母親という存在は大きいのだと認識。 セリフでもあったが世間は父親には評価が甘い。…

「芳幾・芳年-国芳門下の2大ライバル」  三菱一号館美術館

落合芳幾と月岡芳年という幕末を代表する浮世絵師歌川国芳の門下生の展覧会。 もちろん国芳の作品も多くあった。 芳年の武者无類シリーズが良かった。 構図やポーズもスタイリッシュで小道具も綺麗で面白かった。 この展覧会はなぜか「警視庁草紙」という漫…

映画「ザ・ロストシティ」

ザ・ロストシティ [Blu-ray] サンドラ・ブロック Amazon 映画が封切りの時の宣伝で面白そうだったのでWOWOWで見る。 まあまあ売れっ子ロマンス小説家のサンドラ・ブロックが古代都市の謎を 探るために金持ちのボンボンに誘拐され・・ 実際に見た印象はちょっ…

「人間関係の心理学」 オンライン&リアルのトラブルを回避  

ゼロからわかる オンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学 作者:ポーポー・ポロダクション 日本文芸社 Amazon この本はすごく役に立つことが書いてある本なのだがイラストが多用されていて 軽いタッチなのでそんなふうには感じられない。 いつで…

「お雛様 岩崎小彌太邸へようこそ」 静嘉堂@丸の内

先週に引き続き今日はこちらのお雛様を見にくる。 静嘉堂美術館には初めてきた。 こちらのお雛様は色々なもとというより一つをしっかり見せる。 まだ新そうに感じた。 道具類には岩崎家の家紋が入っていてすごい。 牧俊貴の「能彫 梅若六郎能姿羽衣」という…

「ストレス脳」 アンデシュ・ハンセン

ストレス脳(新潮新書) 作者:アンデシュ・ハンセン 新潮社 Amazon すごく興味深い本だった。 最近昔に比べてメンタルの病気になる人が最近は増えていると感じる。 著者の国スエーデンでは8人に一人がうつの処方箋を受けているそうだ。 でも心配性の人の遺…

映画「パリに見出されたピアニスト」

パリに見出されたピアニスト(字幕版) ランベール・ウィルソン Amazon 郊外の荒れた地域に住むマチューはピアノの才能があったが どうすることもできない環境だった。ある日駅中のピアノを弾いていたところを コンセルバトワールのディレクターに見られて名刺…

「三井家のおひなさま」 三井記念美術館

お雛様は雅で以前から好きだったのだが中々来るチャンスがなかったが 今年はこれを見に来ることができた。 三井家代々のお雛様が飾られていて見ていて楽しい。 それぞれのお雛様には持ち主の「お印」が付いていると言うのが興味深い。 皇室みたいにそれぞれ…

「教養としてのラテン語の授業」 ハン・ドンイル

教養としての「ラテン語の授業」――古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流 作者:ハン・ドンイル ダイヤモンド社 Amazon 近所の図書館のおすすめにあって興味を持った。 著者は韓国人でバチカン裁判所の弁護士。イタリア語やキリスト教、法学に加えて ラテン語…

「エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」 東京都美術館

ART

シーレはあまり期待していなかったのだが思った以上に面白い展覧会で 大満足だった。 ポスターに使われている「ほおずきの実のある自画像」の絵を見ると ジェラール・フィリップを思い出す。 今回の展覧会はレオポルド美術館の所蔵作品が中心でクリムト、ゲ…

映画「ハウス・オブ・グッチ」

ハウス・オブ・グッチ(日本語字幕版) Lady Gaga Amazon グッチ家のスキャンダルを描いた映画。 レディガガ扮するパトリツィアのファッションがすごい。 彼女に限らずみんなおしゃれだが。 アル・パチーノ扮するグッチ家の長男はいかにものイタリア親父。 弟…

「北斎かける百人一首」すみだ北斎美術館

初めて行った北斎美術館。両国駅から十分位で行ける。場所が両国だけに コンビニにお相撲さんがいたりする。 美術館は外観がなかなかモダンで入り口がわかりづらかった。 一月誕生日の人は割引になるらしくラッキーだった私。 今回は百人一首をテーマにその…

映画「ディオールと私」

ディオールと私(字幕版) ラフ・シモンズ Amazon 「ミセスハリスパリに行く」の映画さながらにお針子たちが大活躍。 あの映画と続けてみるとすごく理解できる気がする。 ラフ・シモンズがディオールのデザイナーになり始めてのオートクチュールを 発表する…

「理系に学ぶ。」 川村元気

理系に学ぶ。 作者:川村 元気 ダイヤモンド社 Amazon 川村元気が理系の人材とインタビューした本。 命が長くなると癌になり、癌を治すとアルツハイマーになるのと一緒で 自然はバランスされていて何かをイジると何かが失われるようになっていると いう話を伊…

「遊びの美」 根津美術館

根津美術館はやはり晴れた日に訪れたいところだが午前中の曇り空から 午後に陽が差してきて気持ちのいい。そして青山のあたりも歩いていてきもちいい。 今回の企画展「遊びの美」のポスターにもなっている「桜花蹴鞠図屏風」も 貴族たちの衣装に目を惹かれる…

「言い換え図鑑」 大野萌子

よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑 作者:大野 萌子 サンマーク出版 Amazon ちょっとした言い換えが非常に有効とよくわかる。 「つまらないものですが」と言わず「気持ちばかりですが」とか。 「何でも言いたいこと言っていいよ」というよ…

「幸福の『資本』論 あなたの未来を決める3つのしほんと8つの人生パターン」 橘玲

幸福の「資本」論――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」 作者:橘 玲 ダイヤモンド社 Amazon 橘玲って名前が女性っぽいから女性なのかとしばらく思っていたのだが 本を読むと男性と感じる。でもこの本を読んでいたらジェンダー感覚が…

「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」

ダ・ヴィンチは誰に微笑む(字幕版) ロバート・サイモン Amazon ダヴィンチの救世主の絵が発掘され史上最高額でクリスティーズで 落札されるが本人の作品ではなく工房の作品ではないかと 話題になり⋯ ドキュメンタリー映画なのだが本当にエンタメ作品で飽き…