映画「パリに見出されたピアニスト」

 

郊外の荒れた地域に住むマチューはピアノの才能があったが

どうすることもできない環境だった。ある日駅中のピアノを弾いていたところを

コンセルバトワールのディレクターに見られて名刺をもらう。

連絡をする気もなかったが犯罪事件で逮捕されたことをきっかけに

身元引受人になってもらい彼の要請でピアノのレッスンも受けることになる。

 

マチュー自身短気な男の子で住んでいる地域の友達も悪い男の子たち。

ピアノのことはどうしようもなく好きなのに押しつけレッスンは文句言ったり。

うまくいきそうになってはダメになるの繰り返しでハラハラさせられるが

最後はハッピーエンドでわかりやすい展開、というか都合いい展開?

わかりやすすぎてフランス映画っぽくないという評価もあった(笑)

 

まずgare du nordがあんな近代的で都会的な駅になっていて驚く。

そして置いてあるピアノがヤマハだった。

幼いマチューが近所から聞こえてくるピアノに心惹かれてアパートの

一室を覗いてみるとてっきり女性が弾いているかと思ったらおじいさんだったのがいい。

マチューがコンセルバトワールで惹かれた女の子も黒人の女の子で

しかも彼女は音楽一家の裕福そうな子でそれもいい。

マチューのバックアップで演奏を頼まれていた敵役の男の子(ミッチェル?だったか)

黒髪っぽくフランス人らしい男の子。「砂の城」の実写化をすることになったら

彼がいいわと急に思ってしまった。まあ、フランスで実写化なんてなさそうだが。