2023-01-01から1年間の記事一覧

「地に足をつけて生きろ!」 スヴェン・ブリンクマン

地に足をつけて生きろ! 加速文化の重圧に対抗する7つの方法 作者:スヴェン・ブリンクマン Evolving Amazon 加速文化の重圧に対抗する7つの方法とサブタイトルが付いている。 何でも加速化していきそれをよしとする、自分の気持ちを優先し すぎるのは果たし…

「美人画 麗しきキモノ」 太田記念美術館

キモノの柄や美しさにフォーカスした美人画展。 私が気に入ったのは歌麿の作品。 タイトルを忘れてしまったが遊女が帰る旦那の羽織を 持っている絵。その羽織は裏側にいかつい達磨が描いてある。 見えないおしゃれの粋を感じさせる。 そういえばイギリスの紳…

「日本画に挑んだ精鋭たち」山種美術館

山種美術館に一番きているかも。 今回も面白かったが、自分でネットで繋ぐ音声ガイドがやはりうまくいかない。 ぶつぶつ切れるんだけど私だけ? 結城素明の巴里風俗 ルーブル美術館は綺麗なパステルカラーでおしゃれ。 山本丘人の「入る日(異郷落日)」もよか…

「虫めづる日本の人々」 サントリー美術館

アメリカでは世間にパンプキンフレーバーが増えてきたら秋を感じるらしいが それは日本では栗だとデパ地下でしみじみ感じた。 テート展の切符を見せたら100円引きになったサントリー美術館。 虫なんてと最初は興味なかったのだが若冲の絵に興味を持つ。 しか…

「赤と白とロイヤルブルー」

赤と白とロイヤルブルー ニコラス・ガリツィン Amazon イギリス王子とアメリカ大統領の息子のロマンス。 王子への呼びかけはmajestyではなくhighnessを使うと初めて知った。 でもアメリカ人の間違えていたからOKね。 アメリカ大統領はユマ・サーマン。頭も柔…

映画「レオニー」

レオニー [DVD] エミリー・モーティマー Amazon Amazonで見る。 イサムノグチの母の波瀾万丈の人生を描く。 日本での差別や困難があったがその時々で支えてくれる女性達の存在に救われる。 イサムの行っていたアメリカの学校が閉鎖になり行き先がなくなった…

「広重ぶるう」梶よう子

広重ぶるう 作者:梶よう子 新潮社 Amazon 勝手気ままで調子のいい広重が火消し同心から絵師になり ベロ藍という青に出会い飛躍していく。 一見わがままな男なのだが情の深いところがあり 彼の身近な人たちが亡くなっていくシーンは 読んでいてもいつしか涙が…

「歌川広重 山と海を旅する」太田記念美術館

今歌川広重のことを書いている本を読んでいる。 まだ読み終わっていないが彼の風景画との関係性などは知っていた。 フィクションだろうからある程度脚色しているのだろうが。 展示物で他人の絵を元に描いている絵が複数あったが本の中では 版元にそれを勧め…

映画「シーセッド」

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け [DVD] キャリー・マリガン Amazon どうしてこんなに女性は弱い立場で虐げられているんだと見ていて腹が立つ。 そして相手の弁護団に複数女性がいるのも戦略的でなんだか嫌だ。 結構実名が出ていて驚いた。 そしてこの男…

映画「チケットトゥパラダイス」

チケット・トゥ・パラダイス(字幕版) ジョージ・クルーニー Amazon ロースクールを首席で卒業し自慢の娘が卒業旅行で行ったパリで現地青年と恋に落ち結婚をするという。25年前に離婚した元夫婦が結託しなんとか結婚をやめさせようとバリに乗り込むが… 仲の悪…

「死は存在しない」 田坂広志

死は存在しない~最先端量子科学が示す新たな仮説~ (光文社新書) 作者:田坂 広志 光文社 Amazon 最先端量子化学が示す新たな仮説というサブタイトルが付いている。 you tubeなどで量子科学と人間の心の関連などを見たりしていまいち理解できなかったが 興味…

「山下清展 百年目の大回想」 SOMPO美術館

SOMPO MUSEUMは初めて行った。山下清の花火の絵の広告を見て興味を持った。 そしてあまり混んでもいないだろうとたかを括っていたらすごく混雑していた。 山下清の絵は子供の落書きのような単純な絵を思っていたが 貼り絵の技術もすごいし構成や色使いなども…

「警視庁草紙」 山田風太郎

警視庁草紙(上) ――山田風太郎明治小説全集(1) (ちくま文庫) 作者:山田風太郎 筑摩書房 Amazon 警視庁草紙〈下〉―山田風太郎明治小説全集〈2〉 (ちくま文庫) 作者:山田 風太郎 筑摩書房 Amazon 明治初期の警察や政府、元同心などがさまざまな事件に 関与…

「特別な存在になりなさい」山口路子

特別な存在になりなさい: ジャクリーン・ケネディという生き方 再生版 作者:山口 路子 ブルーモーメント Amazon ジャクリーン・ケネディのことを書いた本。 よく見ると美人じゃなくて雰囲気美人なんだと思う。 ミスコンなどで選ばれるタイプだったようだから…

「全面改訂第3版 ほったらかし投資術」山崎元 水瀬ケンイチ

全面改訂 第3版 ほったらかし投資術 (朝日新書) 作者:山崎 元,水瀬 ケンイチ 朝日新聞出版 Amazon 図書館の返却期限がきて最後まで読めなくて残念。 とにかく全世界株インデックスを淡々と長く積み立てることを推奨。 利益確定も手数料や税金やらが掛かるか…

「中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話編」 中野京子

名画の謎 ギリシャ神話篇 (文春文庫) 作者:中野京子 文藝春秋 Amazon ギリシャ神話、マザーグース、聖書は勉強したいとずっと思っていて できない教養。 絵画を紹介しながらギリシャ神話を解説していきわかりやすい。 聞いたことのある名前も多いけどすぐに…

「日本史を暴く」磯田道史

日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729) 作者:磯田 道史 中央公論新社 Amazon 歴史の裏話的本。 天皇終身制は伊藤博文が決めたと書いてあったが本当だろうか? ずっとそうなのかと思ったが確かに途中て退位とか歴史では 多々あった。そん…

「マッキンゼー流入社1年目ロジカルシンキングの教科書」 大嶋祥誉

図解 マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書 作者:大嶋 祥誉 SBクリエイティブ Amazon 何かを考える時にはそれは真実か、誰かの意見なのか、鵜呑みにせずに 批判的に考える。思い込み、これまでの経験、習慣、世間の目、 常識、報道、ネット情報などが自…

「テート美術館展 光」国立新美術館

光をテーマにテートの展覧会なのだが現代アートも多く ちょっと躊躇われたが食わず嫌いかもと行くことにした。 やはりジョン・ブレットの「ドーセットシャーの崖からみるイギリス海峡」は メインビジュアルにもなっており海面の煌めきや光の注ぐ様子、 色合…

「成熟スイッチ」林真理子

成熟スイッチ (講談社現代新書) 作者:林真理子 講談社 Amazon 日大生の不祥事で今まさに矢面に立たされている林真理子の本。 日大理事長の仕事についても触れている。 タイトル通り成熟がテーマだが彼女らしいわかりやすい口調でユーモアのある自虐ネタも交…

「木島櫻谷 山水夢中」 泉屋博古館

初めて行った美術館だが都会の中に贅沢な緑に囲まれて 蝉の声も聞こえる。 庭の花をスケッチする人がいたり優雅で文化的な時間が流れる。 目の前はスエーデン大使館で周りは高層ビルに囲まれている。 知らない画家の展覧会だったがテレビで美術展の紹介をみ…

「バカと無知」 橘玲

バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書) 言ってはいけない 作者:橘玲 新潮社 Amazon 攻撃を受けた時生き物はまず逃げようとし、無理なら反撃、それも無理な絶体絶命なら 体温と心拍数をさげ胃や腸内のものを排泄し意識を失い「死んだふり」をす…

「最大化の超習慣」 堀江貴文

最大化の超習慣 「堀江式」完全無欠の仕事術 作者:堀江貴文 徳間書店 Amazon 人生を楽しみパフォーマンスを最大限に上げるためのホリエモン流習慣術。 you tubeでの彼のようなすべてをわかってます的なしたり顔なかんじではなく 自分の弱さや共感などもでて…

「小林古径と速水御舟 画壇を揺るがした二人の天才」 山種美術館

生誕140年記念とのこと。 山種は今年一番来ている美術館かも。 太田記念美術館との相互割引で百円引きになった。 日本画は丁寧に描かれている印象。 古径の猿曳は二枚に分けて猿と猿回しがシンプルな線と構図で 描かれていていい。 古径の「不二」も簡易な線…

ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画 太田記念美術館

太田記念美術館でポール・ジャクレーの展覧会を見る。 フランス人で子供の頃に来日しその後日本画を学ぶ。 終生日本で暮らして様々な国の風俗と人を新版画で描いた。 ミクロネシアが近かったせいかそのあたりを描いたものも多いし 韓国の民族衣装や満州族の…

大阪の日本画 東京ステーションギャラリー

浪速の近代日本画、初の大規模展とのこと。 個人的に知っている画家はいなかったものの すごく楽しめ大満足の展覧会だった。 大阪は独自の文化圏を形成し画家も金持ちに囲われ 衣食住の面倒もみられ外に絵を売る必要がなかった人も多く あまり有名にならなか…

「掌に眠る舞台」小川洋子

掌に眠る舞台 (集英社文芸単行本) 作者:小川洋子 集英社 Amazon 舞台がモチーフの短編集。 小川洋子らしく童話のような優しいでも時折グロで幻想的だったり現実的だったりする話なのだが、読んだあとにちょっと胸が痛くなるようなノスタルジーを感じる。 読…

「ジョルジュ・ルオー かたち、色、ハーモニー」 パナソニック汐留美術館

汐留のパナソニック美術館に行って、ルオーを見る。 ここは以前に来たことがあったが新橋からの行き方は簡単だった。 汐留は港区、新橋も港区というのがまるで中央区かという銀座との距離なのに なんとなく違和感。 そしてここに来ると目の前に巨大な電通ビ…

「マティス展」 東京都美術館

20年ぶり待望の大回顧展と銘打って開催された展覧会。 今日は終日台風のような強風が続いた。 彼の初期の作品などはいわゆるマティス風ではなく普通の学生らしい絵だったり セザンヌ風や点描画、ピカソ風など本人的には実験なのだろうが その経過が見て取れ…

「富士と桜」山種美術館

ちょうどジャスミンが咲く季節になっており、あちこちでいい匂い。 山種でも外の庭にたくさんのジャスミンが花を付けていていい匂いだ。 富士と桜をテーマに集められた展覧会。 山種の所蔵だが10年ぶりに展示みたいな作品が多々あったがそれはなぜそんなに …