母親をテーマに色々な家族像を描く群像劇。
自分と母親の関係とか自分が母であるとか
みんなの悩みが映し出されるのだが
やはり母親という存在は大きいのだと認識。
セリフでもあったが世間は父親には評価が甘い。
赤ちゃんが生まれたばかりの女性大統領や大学教授、
ベビーシッター、女優など出てくる人も色々な境遇だ。
母親を大好きなゲイの男性がプッチーニを聴いて泣くのが
母との類似点だったり、女優が入院に持ってきたものがララランドと
本とビバルディだったり、美術館の中でタップを踊るカップルだったり
なんだかオシャレ。
親の老いもほろ苦く描かれてちょっとホロっときたり。
学校で母の日に贈り物をするイベントを中止するエピソードは
さまざまな家庭がある現代を表しているな。