「日本画の棲み家 床の間芸術を考える」泉屋博古館東京

f:id:dji:20231126183649j:image

明治に西洋文化が到来し座敷や床の間を棲み家とした日本絵画を展覧会場へ住み替えさせたという。住友春翠の家の図が最初に出てくるが広大な家。茶室もあるし表書院、裏書院も。

床の間に四季折々にかけられた絵というのは風情がある。そして彼の兄は西園寺公望という。
江戸時代には町人は床の間を設けることは禁じられていたらしくびっくり。
しかしだんだん明治になると床の間不要論が起きてくるようだが。だか床の間の無駄がゆとりをもたらすという意見もあった。確かに現代住宅ではなくなってきているかも。

今尾景年の富士峰図、橋本雅邦の春秋山水図、岸田劉生の四時競甘、平福百穂の松樹に栗鼠図などよかった。
この美術館は各作品に説明がありいい。