「マティス展」 東京都美術館

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20年ぶり待望の大回顧展と銘打って開催された展覧会。

今日は終日台風のような強風が続いた。

彼の初期の作品などはいわゆるマティス風ではなく普通の学生らしい絵だったり

セザンヌ風や点描画、ピカソ風など本人的には実験なのだろうが

その経過が見て取れるのも興味深い。

でもいかにもマティスという絵が私は好きだな。

特に「金魚鉢のある室内」というブルーの色彩でまとめられた絵は好き。

切り絵もたくさんあったが彼の代表作でもあるのだが私的にはいまいち。

 

ヴァンスの礼拝堂を朝から晩まで移した映像が上映されていて

本当に綺麗だ。南フランスの自然も美しく、緑と光の明るさ、静けさと

のどかな鳥の声。昼間の光の聖堂が注目されがちだが、夜中に月の雲間から

覗き暗闇にうちから光る聖堂が美しかった。