「小林古径と速水御舟 画壇を揺るがした二人の天才」 山種美術館

生誕140年記念とのこと。

山種は今年一番来ている美術館かも。

太田記念美術館との相互割引で百円引きになった。

日本画は丁寧に描かれている印象。

古径の猿曳は二枚に分けて猿と猿回しがシンプルな線と構図で

描かれていていい。

古径の「不二」も簡易な線で後ろから陽が当たるような力強い富士山を

描く。「小督」は平家物語からの場面らしいが山深い庵で暮らす女性と

彼女を探す武士が二枚にわたり描かれてこれも趣きがあり絵の中の静かな

世界に入り込む。

御舟の「炎舞」は暗い背景の狭い部屋にかけられており

部屋に入ると燃え盛る炎が目に入りすごい迫力ある。

静物画も素敵なものがあった。