「鞄を持つ女」

昔のイタリア映画で、クラウディア・カルディナーレが主演。
兄が捨てた女性の面倒を見るはめになるうちに彼女に惹かれて行く弟の物語。

クラウディア・カルディナーレ扮するアイーダは若くして一人で子供を生み、その子は施設へ、自分は歌を歌っていたが、男に騙され仕事もやめ、帰るところもない。その男の弟はロレンツォで、彼女のもとに足しげく通い何かと力になろうとする。

そのうちロレンツォは同居の叔母を騙してお金を融通するようになり、罪悪感にもさいなまれ神父に相談してしまったりするところが素直な16歳の少年だ。

アイーダは辛い運命を恨みつつ強かに生きる強い女性だ。最後は二人にはちょっと悲しい終わりが待っていた(まあ順当というか・・・)

オペラのアイーダのアリアが効果的に使われていた。