「私のワインは体から出て来るの」宮藤官九朗

無心で読み始めたがおもしろい!くだらないけど面白い。思った以上。
その中で私の心に残ったエピソードは三つ。
まず最近人間ドックを受けて検便をした彼自称くんくが、昔に比べて簡単で楽になった検便業界の進歩ぶりに驚く。その一方で昔から大して変わらない胃カメラ業界。そろそろwirelessになってもいいくらいではないかとの案に大賛成。発想が新しい!そうよね、今時代はwirelessよね。できそうだ。インテル並びに医療機器業界の皆様よろしくお願いします。
それから俳優がリアリティを出そうとセリフにないのにわざと「え」とか「あ」とか入れる人がいるのがすごく脚本家として嫌だというくんく。やはり書いている方はいろいろとこだわりがあるわけねと感心するが、いざ自分は役者でやるときは「あ」とか「え〜」とか入れまくりセリフもかみまくりと反省するくんく。
女性が髪を切ったりしたときに「あ、髪切ったの?」と言えるかどうかで男はふたつに分かれるらしい。さりげなく言える人がくんくはうらやましいという。気が付いているのにキッカケがつかめなくてモンモンとしている時に後から来た誰かがさらっと「あ、切った?似合うじゃん」とか言われるとどっと落ち込むらしい。そんなことで男性は悩むのねとちょっと驚き。まあ気が付くだけいいけど。私は気が付かない方なのでいつも反省。