メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年 国立新美術館

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メットをみにいきたいと思っていたがカラヴァッジョがでていると聞いてすぐに行きたくなり

当日券をネットで買ってすぐに出かけた。

1200〜1230の時間の予約だったが1210頃に行ったら待ちなしだったし中でも

混雑はなくゆっくりと見ることができたが一時半過ぎくらいに外に出たら列が

できていたから午後の方が混むのか。

 

ルソーがあったらいいなと思ったがなくて残念。

だがとても興味深い展覧会で満足度も高かった。

カラヴァッジョも気だるい官能を感じる絵でよかった。

セザンヌの「りんごと洋ナシのある静物」も目を惹かれた。

ドガペピートは子供の肖像画だが筆は荒いところもあるのにしっかり写実的で

布の質感や光も美しい。

ジャン=レオン・ジェロームの「ピュグマリオンとガラテア」も目を引く。

足は彫刻で途中から上半身は人間になっている像が裸の後ろ姿で作者とキスを交わす。

女性の像らしいのだが後ろ姿が男性的でもありすごく官能的。

 

そしてフェルメール。今まではさほど興味なかったがこの絵はよかった。

「信仰の寓意」地球儀のようなものに片足を乗せて座る白いドレスに青のストールの女性。

後ろにはキリストの磔の絵。天井から下がっているガラスのボールの透明感。

左側から流れるタップリとして重量感のある生地の張り感。

色鮮やかさと暗さ、そしてとにかく質感を感じる画像で目が離せない。

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そしてこの展覧会の目玉のジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「女占い師」もすごくよかった。

チラシで見た時には興味を惹かれなかったが実物は本当に魅力的だ。

細かい点まで丁寧に描かれており色彩も明るく美しい。衣装も小物、アクセサリーも

いちいちおしゃれで見ていて楽しいし、表情が微妙なのも面白い。

 

とても楽しめた展覧会だった。