オールマイティを目指さない。得意なことを伸ばし不得手なことは人に頼むというのは
たまに聞くことだがなかなか難しい。
「アサーショントレーニング」は私が目指しところでできていないこと。
自分の意見を冷静に伝えかつ相手の立場も考慮したコミュニケーション。
人間の対応パターンは攻撃的、受け身的、アサーティブに別れるそうだ。
相手を責めもしなければ自分を卑屈にすることもない。
「私」を主語にする言い方に徹するのが秘訣とか。
「あなたはどうしてそんな風に思うの?」ではなく「私はそんな風に思われて悲しい」
という言い方をするのがいいらしい。これはコミュニケーションの手法として
あちこちでみる。
毎日自分のいいところを褒めていくと本当にそういう人間になっていく。
自分が知ったその人だけの長所を褒める。
適度のストレスがあった方が的確に仕事ができる。
脳はすぐに休もうとする。休みすぎると戦えない脳になってしまう。
ライバルとの比較も時には大切。
早くに両親を亡くし過酷な少年時代を送った著者のもと同僚がかつての教師から
「これから君はいい教師に恵まれる可能性は少ないだろう。一人で悩みを抱えながら
過ごすことになるかもしれない。誰にも教えてもらえなくても世界には多くの本がある。
これからは本が君の先生だよ」と声をかけられたという話があった。
彼はその後それを拠り所に今は研究者として大成しているが
「自分の味方はすぐ近くにいなくても本の中には必ずいる」というのは
前向きに物事を考えられ強くなれる気がする。