「一瞬でYESを引き出す心理戦略」 メンタリストDAIGO

 

一瞬でYESを引き出す 心理戦略。

一瞬でYESを引き出す 心理戦略。

 

 軽い気持ちで読み始めたがこの本はしっかりしたビジネス書でとても20代の

若者が書いたものとは思えない暗いで軽く驚く。

 

内容的には知っているものも多いが誰かも言っていたが全ての自己啓発のほんで

繰り返し説かれているのは「実行する」ということ。その一言に尽きる。

だよね〜。先送りが癖になっている人への章では考えすぎず、全体を見てから動くのでは

なく「全体を見るために」まず動くことの重要性を言っている。

まずは動く。自分が動けば周りの状況も変わる。考えるのはそれからでいいと。

 

また本の中で記憶に関して

二十分に近い段階で復習、次は一日後、そして一週間後、一ヶ月後と復習すると

記憶にかなりしっかり残るらしい。

 

「認知不協和」という考え方も勉強になる。

不利なことが起きたのに自分はラッキーと言っている。だから不協和を解消するため

不利な状況の方をラッキーに変えなければならないというもの。

特に声に出していうことで耳からも脳に入り潜在意識に働きかける。

声に出していう(アウトプット)と聞く(インプット)の両方で

より自己暗示にかかりやすくなる。その自己暗示が苦境を乗り越える原動力になるそう。

 

クレーム対応の章もあるのも少し驚く。そして意外に昔ながらのおじさんたちのような

対応を吉と書いてある。お詫びは相手が引くくらい大袈裟にするとか。

クレーマーは特別扱いされたい人だからこれも相手が求めている以上に

謝罪するといいとか。

また会社として謝るより個人を全面に出して謝った方が相手は攻めにくいとあったが

それは職場で言われたことと逆な気がするがどうなんだろう?

 

自己評価を上げるためには、頑張ったこと、学んだこと、挑戦したことなど

小さな成功体験を記した成功ノートをつけ、悩んだり落ち込んだ時に見る。

時折読み返すのはとても有効らしい。

人は自己評価が高いほど成功しやすいという。小さな成功の積み重ねが自信につながる。

 

この本を通してクールな若者と思っていたDAIGOが意外にも人付き合いとか

さらにはおじさん達との付き合いなどもしっかり考えて対応しているのが

はっきり言って驚いた。

そして彼に学びの楽しさを教えてくれたのが彼のお母様というのは

素晴らしい。