「『婚活』時代」 白河桃子 山田昌弘

「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)

「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)


この本を読んで、「レクサスとオリーブの木」を思い出す。
ここでも、日本は共産主義に一番適した国民だったと。


以前の日本では社会に出ると自然と結婚ができるような
仕組みが整っていて、会社内しかり、ご近所しかりで
必ず世話をやいて周りがなんとかしてくれていた。
ベルトコンベアーに乗ってすすむように片付いていた。
誰もが疑問も抱かずにいたが、個々の係わり合いが薄れ
今では自分で結婚相手を探さなくてはならない状況になり
それぞれが強い意志を持って望まないと相手が探せない。
そしてその強い必要性もなく社会的にも自由になり
あまり無理する必要もなく、ますます未婚が増えている。


やはり日本人というのは従順で疑問も抱かず
全体主義に参加する素直?な国民なのだな。