芸術

飛騨の円空 井浦新トークイベント

トーハクでの円空イベントで新君がお話をするのだが、30分程度と思われる予定が 彼のトークが止まらず、延長となり、さぞや司会のお姉さんは肝を冷やしたことだろう。ひとごとながら私もドキドキした。 彼の熱情はとても感じるものの、お話が上手なタイプで…

「白隠展 禅画に込めたメッセージ」 

Bunkamura ザ・ミュージアム 白隠は先日トークショーで話を聞いたので予備知識はあった。白隠は生涯絵を売ったことはなかったそうで、ただ布教のために書いては配ったそう。布袋解開などゆるくていい。地蔵菩薩もなんか惹かれる。「一富士二鷹三茄子」素朴で…

「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」

国立新美術館 広告でよく見た、ルーベンスの描く娘の絵もアメリングの 「マリー・フランツィスカ・リヒテンシュタイン候女 2歳の肖像」(くるくる巻き毛の金髪もかわいい子供の寝顔絵)も小さくて驚いた。ルーベンスと言えば、昔にアントワープに行って見た…

「我ら、時 小沢健二 展覧会とポップ・アップ・ショップ」

PARCO MUSEUM 渋谷パルコパート1ネットで知ってさっそく行ってみた。 暗い会場の中に入ると、世界各地の色鮮やかな写真の前に立つと 小沢君のナレーションや、音楽、現地での音などがそれぞれ聞こえる。 ただしとても音が小さくでかなり聞こえづらい。 スピ…

「ゴヤ −光と影」 国立西洋美術館

素描が多く集められていたが、やはり肖像画が面白い。 自分を描いた小さな絵があるが、なんてことはない絵なのに目が離せない。 他の肖像画も色も美しいし、顔つきもよくとても面白い。 女の子に日傘をさしている絵の「日傘」も明るくて目を惹く。 「着衣の…

「法然と親鸞 ゆかりの名宝」 東京国立博物館

イヤホンガイドで池田秀一が法然とあったので、飛びついたが、 なんとなく思っていたような声ではなく、残念。 あれ〜シャアと違うのはなぜ?亡くなった人のお迎えに阿弥陀様が来るという絵がある。 いろいろな人が同じテーマで描いているが 「山越阿弥陀図…

「皇帝の愛したガラス展 国立エルミタージュ美術館所蔵」 東京都庭園美術館

庭園美術館は緑に囲まれているし、落ち着いた雰囲気で ゆっくりと見られるのがいつも嬉しい。今回はエルミタージュ所蔵のガラス展で、ボエミアンやベネチア、 ビザンチンの香りのするものや、ロシア正教っぽいものなど多彩で、 面白い。 その中でもやはり私…

「香り展 かぐわしき名宝」 東京芸術大学大学美術館

初日に行ったので混みあっているかもと思ったがそうでもない。 この美術館はいつもゆったりと見られることが多いので気に入っている。丁度桜が満開の季節で、昼間から上野は人がいっぱいだ。 美術館へ向かう途中、道の奥に和風建築の立派な木造の門が見え、 …

「小谷元彦展 幽体の知覚」 森美術館

森タワーの上にあるこの美術館は初めて行った気がする。 動物の剥製をつかったものや、髪で編んだワンピース、骨のような素材で 作った彫刻や百合の大きな花など、シュールな美術品が多々ある展覧会。まず無料の音声ガイドがあり、リッチな印象だ。六角形の…

「モネとジヴェルニーの画家たち」 Bunkamuraザ・ミュージアム

平日だったし、空き空きかもと思っていたが、思ったよりもずっと盛況。ジヴェルニーに住んで芸術活動をした画家達の作品が多く並んでいる のだが、こんなにもアメリカ人が住んでいたとは驚きだった。彼らの描く自然は美しいが、なんとなく自分で描いた絵のよ…

「上村松園展」 東京国立近代美術館

この美術館は上野ほど混まない印象があったが、やはり上村松園は混んでいた。 そして今日は金曜で夜まで開いていたので、そんな時はいつも空いているのに 私が帰る6時くらいにも切符売り場に列ができていた。 秋の夜長に芸術なのね、みなさん。 最近日曜美…

「フランダースの光 ベルギーの美しき村を描いて」

bunkamura ザ・ミュージアム この展覧会には興味がなかったのだが、日曜美術館でちらっと出展の 雪景色の絵を見たら俄然見たくなって急遽行くことにした。 幸い安い切符も手に入ってよかった。フランダースの光というだけあって、明るく美しい色の多用された…

「アンドリュー・ワイエス 創造への道程」

Bunkamuraザ・ミュージアムやたらと習作ばかりでちょっと残念。 彼の作品は色が入るととたんに深みと奥行きがでて はっとさせられる。 それだけに完成した絵がもっと見たかった。彼の描いた有名な絵のモデルの女性が脚に障害があったとか 近くに住む姉弟(Ol…

「対決 巨匠たちの日本美術」 東京国立博物館

同じような題材で対比させる展覧会。運慶と快慶の仏像は1点づつの展示で 物足りなかった。 等伯の松林図屏風は霧に浮かぶ森の木々が 白黒だけの世界で描かれ、空白も奥行きを感じるいい絵だ。やはり面白いのは若沖だが、蕭白の絵がおどろおどろしいだけの …

「紫禁城写真展」東京都美術館

清朝末期に紫禁城を撮影した日本人写真師小川一真。*1 彼のこの100年前の写真を70点展示する写真展。彼が撮影をしていた当時は逃げ遅れた宦官が2〜30人はまだ潜み 撮影器具をセットした次の日に訪れると足場を固める紐を こっそりと切っていて気付か…

「知られざる鬼才 マリオ・ジャコメッリ展」 東京都写真美術館

昨日東京写真美術館にも足を伸ばす。 3つの展示場があるのだが、複数組み合わせてみる人用に セット券も販売しており、たぶんお得になっていたと思う。会場はいい感じに空いていてとても見やすく自分のペースで いけるのでよかった。ジャコメッリは日曜日美…