「ココロに響く映画の名セリフ」山下俊樹

 

BeautifulMessage ココロに響く映画の名セリフ

BeautifulMessage ココロに響く映画の名セリフ

  • 作者:山下俊樹
  • 発売日: 2019/01/18
  • メディア: 単行本
 

 映画の名セリフを紹介するエッセイ。

ネガティヴなことも自分の考え方や見方が

かわれば人生は好転するような内容で

勇気づけられるものが多い。

 

「6才のボクが大人になるまで」にバンド仲間役でちょい悪オヤジ風のチャーリー ・セクストンが

出ているらしく驚き。昔アイドルだったよね?

ちょっと見てみたい。

「逃亡小説集」吉田修一

 

逃亡小説集

逃亡小説集

  • 作者:吉田 修一
  • 発売日: 2019/10/04
  • メディア: 単行本
 

 ちょっとした交通違反から

大捕物帳に発展した話や元アイドルが大麻で捕まった夫騒ぎから逃げてくる話、女教師と元生徒の

南国旅行の話など、終わりはすっきりというより

カタルシスを残す閉め方が吉田修一らしい。

「シーソーモンスター」伊坂幸太郎

 

シーソーモンスター (単行本)

シーソーモンスター (単行本)

 いつも酔っ払ってお風呂で読んでいるので

内容が忘れがちで読み進むせいか

途中で主人公が変わっていることに

なかなか気づかず。

と言っても繋がっているのだが。

元スパイで絵本作家の凄腕おばあちゃんが

かっこいい。

毎度伊坂幸太郎の本は政治風刺が効いている。

「太陽を曳く馬」高村薫

太陽を曳く馬〈上〉

太陽を曳く馬〈上〉

  • 作者:高村 薫
  • 発売日: 2009/07/01
  • メディア: 単行本

太陽を曳く馬〈下〉

太陽を曳く馬〈下〉

  • 作者:高村 薫
  • 発売日: 2009/07/01
  • メディア: 単行本

合田シリーズで楽しみだったので文芸雑誌で連載中に読んだりしていたものの途中で挫折。

新しい本が出たようでもう一度読んで見たくなった。とにかくぶっきょうの教義とか解釈のようなものが延々と説明されてちんぷんかんぷんに。

オウムの解説もあったので興味深いところも

あったがとにかく難しいまま終わってしまった。

ブロードウェイミュージカル ウエストサイドストーリー シーズン2

 

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 虹郎目当てで初めてきたIHIステージアラウンド豊洲。すぐに豊洲市場があるがファーストフード的な店が近くになくて少し不便。

ゆりかもめで行ったので海を見ながら旅行気分は

味わえたが。

コロナの流行のせいか客席は後ろの方は空席が。

 

劇場は客席が回って舞台の転換を見れるので

迫力があるし、有名ミュージカルなので

私でさえ聞いたことのある曲が多々あった。

この話ってロミジュリなのね。

虹郎の声も歌声も好きなのだが

周りが上手いせいか彼が下手に聞こえる。

高音とファルセットはいいのだが。

マリアとトゥナイトがよかったが、みんなで

合唱になったりデュエットが素敵。

敵側のプエルトリコ側リーダーの恋人役を

May Jが演じているが頭がよく勇気もあり

物事を広く見れるカッコいい女性。

やはり女性の方が考えが柔軟でたくましい。

 

今回の驚きは生オーケストラ演奏。

オーケストラピットがあったわけではないので

どこで演奏しているんだろうと思った。

最後までわからなかったが指揮者は

カーテンコールで挨拶にきていた。

最後はスタンディングオベーション

なっていた。

 

 

 

 

映画「影裏」 日比谷東宝シネマズ

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予告の裸の背中だけでドキッとしていたが本編では

部屋にいる時の主人公今野がパンイチのことが多いせいか

やたら官能的。そういう撮り方をしているのかもしれないが。

大友監督が官能性のことを雑誌か何かで話していたが

こんな絵は大友監督には珍しい。

今野の日浅への喋り方が妙に甘いので見ていて照れ臭い。

龍平は果てのないような黒目の奥に惹きつけられる。

 

原作を読んでいた時は釣りのシーンは夜釣りのイメージだったが

今作では明るい光溢れる美しい昼の渓流だった。

事件らしいことも起こらず、でも今野が日浅に傷つけられるところでは

一緒に自分も悲しくなるくらい、今野の気持ちに寄り添ってしまう。

 

最後の終わり方は原作と違うような。

あれはあれで安心だけど必要だったかと言えば若干疑問に感じたが。

綾野剛はいたいけな子供のような表情の時があり驚くほどだし

中村倫也はハグシーンで母性を感じるような安らかさ。

原作では彼との関係でしばらく悩むシーンがあった気がするが

映画ではさくっと。

 

脇役陣もとても豪華。

綾野剛が東北の夏のような頼りなさと儚い美しさを体現。

 

「ハンマスホイとデンマーク絵画」 東京都美術館

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てっきり西洋美術館かと思ったらここだった。

以前あった手荷物検査はいつしかなくなっていた。

 

大好きなハンマスホイ。

以前はハンマースホイって言ってなかったかしら?

 

デンマーク絵画もたくさんあったのだが、他の作品もとてもいい。

室内の風景を主に描いているのだが、静謐で心が穏やかになる。

クロイヤの「スケーイン南海岸の夏の夕べ」は広い海岸が広がってはっとしたし、

ヨハンスンの「きよしこの夜」はツリー🌲を囲んで踊る人々の喜び

「春の草花を描く子供たち」は無心に絵を描く子供たちの風景。

どれもきれいで心温まる。

また見たくなった。

コロナ騒ぎで美術館も前より空いていて鑑賞も快適。ー