「集団左遷」

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バブルのつけを払わされている平成不況の大手不動産会社。
生き残りのためには大量解雇の必要があった。
特別販促部をしたてそこに無理なノルマを課せ、50人の一斉解雇を
試みる会社とそこに送られた社員達の必死の戦い。


給料泥棒のような社員はどの会社にもいるのだな。
そして本人達にはあまり危機感がなかったりする。
まるで自分の会社のようだと思った。
でも強引に解雇をしようと無理難題を押し付ける会社側もねぇ・・
その前に何らかの手を打っておくべきだったのではないだろうか。


査定が悪い人々を集めこんで一斉解雇をしようとするのだが、
その本部長役の中村敦夫(彼も昔はエースの窓際役)だが、
とてもリストラ対象には見えないかっこよさ。
彼が引っ張ってきた部下役の柴田恭兵も仕事ができる。
このふたりを中心にして、背水の陣でがんばる社員達が
思いがけない業績をあげるのだが、紛れ込んでいるスパイに
情報をリークされて計画をつぶされたり難題は山積だ。


会社側でリストラをがんがん進める野心家の上司役が津川雅彦。
彼の元愛人役女性社員に高島礼子。彼女は自ら進んで特別販促部に入り
柴田たちに協力していく。(途中きっぱりと別れを告げに行くシーンで
津川に下着を脱がされていくのだが、あっさりと胸の露出があってびっくり。)


最後はそれなりにハッピーエンドになっているのだが、
現実はどうなんだろう。