「日展」 上野国立美術館

本当は「プーシキン展」を見たかったが、なんと入場20分待ちということだったので、急遽「日展」を見ることにした。
日展を見るのは2〜3度目かと思うが、作品数が膨大でしかもいい作品が少数なのを見ていて思い出した。だんだんと疲れてざっと見流す感じになってくる。それでも日本画、洋画は見てきた。道路の水溜りに映る風景を描いた絵がいくつかあり目に付く。これは気に入るものが多かったが。ただきれいな絵も商業アートっぽく感じてしまい、私好みの絵はマティスっぽかったりルノアールっぽかったりで印象派風なのがすきなのねと思った。
絵だけで帰ろうかと思ったが、最近は彫刻も好きなのでちらっと見ていくことにしたが、見てよかった。一番面白かったかも。
彫刻というと女性の裸体かまたはドレープの出る薄手の生地のドレスをまとっているのが多いが、着物を着ているのや、ジーンズをはいているのや、鶏や、日本人のおじさん顔(妙にリアルで違和感)やら意外性があり面白かった。
同じようなポーズを取った、静的なものが多いが、私は動きのあるポーズの彫刻が好きだ。
カミーユ・クローデルの彫刻がまた見たくなった。

ところで帰り際に絵の前に人だかりが出来ていて、見たらジュディ・オングが出展した作品の説明をみんなにしていたところだった。作品も実験的で面白い作品だった。