「同じ月を見ている」

丸の内TOEIで朝9時40分の回で舞台挨拶があるというので、つらい早起きを克服してがんばって行って見た。予定より遅い電車になってしまったが乗り換えでダッシュしてcatch upしたため30分以上前には入場できた。
舞台挨拶付きの映画を見に行ったのは初めてだったので、そのくらいで入れるのかどうか不安だったが、会館していてすぐに入れ、席も前ではなかったが映画を見るには悪くない中央の席に座れた。
映画は前評判をあちこちのブログやらサイトやらで見ていたので、あっと驚くことはなかった。音楽が仰々しいと評判が悪かったようだが、思ったほどは気にならなかった。とは言ってもやはり昔のサスペンス劇場のようなBGMもあったりしたのだが。
暴力シーンや手術のグロいシーンはある程度の必然性も感じられみんなが言うほど嫌ではなかったが、それ以外にそれはないだろうと感じたのはいくつかあった。たとえば鉄也が研修医の分際で手術をさせてくれと言ったり、脱獄して怪我をしたドンちゃんを薬で殺そう(?)としたり(そこまでするかい!)、火事になった小屋にいる子供を救うのに突然さっきまでわんさかいた大人達がすっかりいなくなってたり、あとはなんと言っても心臓移植の必然性にも疑問が・・・
でも最後の最後に鉄也が心臓移植された子供と「念力ごっこ」をする、そのときにみせる窪塚君の表情が素晴らしく胸を締め付けられ「なんだか知らないがよかった」と言う気分に強引にさせられるので大丈夫だ。ドンが二人にプレゼントした絵がまたじ〜んと来る。上手い絵というより心が温かくなるいい絵だ。彼の描く絵の作風がシーンによってずいぶんと違うのはやはり気になったが。
松尾スズキが怪しげな医者をやるというので、てっきり鉄也の病院で働く医者なのかと思っていたが、怪しい美容外科の医者というのでぴったりすぎて気に入った。

そして舞台挨拶が始まった。今日は監督、洋介君、エディソン、メイサ以外に山本太郎も参加してくれた。洋介君は昨日のような帽子を被り、サングラスをしていて、耳元も時折光っていたのでピアスもしていたようだった。そして今日も痩せていた。山本太郎は話が上手かった。途中でエディと洋介君がじゃれるようなしぐさをしていて可愛かった。客席から「洋介君、サングラスはずして〜」と声がかかったが、とうとうはずしてくれなかったな〜。

劇場を出たら人だかりが出来ている。見ると「東映」と書いてある入り口があるので、どうやらここから出演者がでてくるようだ。きゃ〜、出待ちなんて国立のマリノスの試合でたまたま見つけたバスに俊輔が来るのを待っていた以来(かれこれ・・・5年前くらい?)か?
コンサートではないのですぐに来るだろうとたかをくくっていたが、その後一時間近く待ったのではないか?寒空だったが、みんなでだんごになったのでそう寒くはなかったのが救い? 最初に山本太郎が出てきて、しばらくするとエディが出てきてとひとりづつ車に乗っていたようだ。みんなでバンでさっと乗っていくと思っていてたのでびっくり。洋介君もちらっと見れたが、車に人がたかっていたのでドアが閉められないように見えた(ていうか車に乗り込もうとしている人がいたように見えたのは幻!?)
人の真ん中にいた私は洋介君が出てきたら人が押し寄せ圧死するのではとちょっと心配したがそんなのこともなく無事に帰った。