映画「カラヴァッジョ 天才画家の光と影」

 

 デレク。ジャーマン版と間違って飛びついてしまったのだが、

これはこれでよかった。

アンジェロ・ロンゴーニ版では、まず色彩が本当にカラヴァッジョの絵のようで

美しいし、でてくるキャスト達もカラヴァッジョも含めて美形が多い、

美術も素晴らしく衣装もいい。

ところどころに彼の絵を制作している時のモデルのシーンもあるが

納得の情景だ。

 

カラヴァッジョの生涯をざっとは把握できるのだが、どちらかというと

この作品の彼はそれほどクズには描かれておらず

ただ短気で自分の芸術を貫くために衝突が起こる風で

読みきくカラヴァッジョより優等生感があった。

 

次はデレク・ジャーマン版で見てみる