「ヴァロットン 白と黒展」 三菱一号館美術館

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大好きなヴァロットン展。サブタイトルには「掘り出されたのは、人間のドラマ」とある。

 

普通の絵画もあるのだがやはり圧倒的に版画が素敵だ。

館内も光のアートがおしゃれで暖炉の上に蝋燭の陰絵とそれにじゃらつく猫の影絵が

あったり屋根に猫の足跡の影が点々と出てきたりとても可愛くて楽しめる。

 

ヴァロットンの絵は男女の官能的な絵のイメージがあったが実は戦争や

ブラックユーモアも万歳の絵も。

漫画のようなシンプルな絵だからそこまでグロくならない。

彼は蔵書票も手がけたようでいくつか展示されていた。

そういえば最近は貼ってあるのを見ることはなくなったな、

以前は図書館の本には貼ってあったが。

私もベネチアに行った時にお土産で買ってきたが使っていない。

そして時代はE bookになるから今後も使うことはないのだろうか?

残念

 

今回もアプリで音声ガイドを購入して自分のイヤホンで聴く仕組みなのだが

津田健次郎の声や背景音も片耳から聞こえたり臨場感がありすぎ。

思わず外に音が丸聞こえになっているのでは心配になり

一度会場の外に出て音の確認をしてしまったほどだ。

 

絵以外の展示方法やライティング、音声ガイドなど総合的にとても楽しめた。