仁左衛門さんは2,3,4月と歌舞伎座にてお仕事をされており働き者。
今月は玉三郎と一緒に演じるということでやはり見ておきたい。
ちらしも華やかだ。
夜の部は
「於染久松浮色読販」
小梅莨屋の場と瓦町油屋の場を土手のお六を玉三郎、
鬼門の喜兵衛を仁左衛門で演じる。
お金が必要な二人はフグにあたった死体を使って油屋をゆすり
お金を得ようとする。意地悪で悪いおばばの役もうまい玉三郎。
ふたりともふてぶてしくて面白い。
次の「神田祭」は明るく美しく華やか。舞台がまぶしいほどの明るさで
ニザ玉のお二人も本当に美しい。もう70歳代なのに姿勢も美しく
よろめかない仁左衛門もすごい。
「滝の白糸」は玉三郎演出で、滝の白糸を壱太郎、欣弥を松也。
水芸一座の太夫の滝の白糸が欣弥と恋に落ち、法律を学びたいと
いう彼に仕送りを続ける。ところが工面したお金をライバルの
芸人一座に盗まれ錯乱してしまい・・
最後は悲劇で終わる話なのだが、この前の歌舞伎作品とは違って
効果音のひぐらしとかが多いのが斬新。
この作品は歌舞伎というより新派といった感じ。
またニザ玉で作品を見たいが難しいのかな・・
ぜひ
お願いします。