「真夜中のパン屋さん」 大沼紀子

真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫)

真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫)


真夜中のみ営業するパン屋ブランジェリークレバヤシ。
イケメン二人でやっているこの店に女子高生の希美が
やってくる。腹違いの姉を尋ねてきたがすでに姉は事故で他界、
そこには亡き姉の夫がおり、居候することになったが・・


いわゆるライトノベルってあまり食指がわかないのだが
ブログの書評でとても評価がたかかったので、読んでみる。

夜中に開くパン屋を舞台に、いろいろなお客さんが
それぞれにいろいろな悩みや問題を抱えており、
それをなんとなく優しく包んでいくといった話。


ライトとはいえ、子供に暴力振るったり、ニグレクトで家を出ている親やら
学校でいじめにあっているとか、ホームレスのオカマが来たり、
なかなかヘビーな話が展開してたりするのだが
ちょっと感動の展開だったりする。

でもなりより、夜中しか開かないパン屋って経営的にはどうかと
思うが、おとぎ話みたいで、あこがれるな。