「サイモン 36の法則」 柴門ふみ

サイモン36の法則―女と男の不思議がわかる
サブタイトルに「女と男の不思議がわかる」とある彼女の見つけたいろんな法則36が紹介されている。
なかなか当てはまるなぁと思わせるものが多い。そのひとつ、「絶対、異性にもてる法則」は「同性に嫌われるタイプが異性に好かれる」というもの。具体的には男はまめまめしい、そして女は「男の体にべたべた触る」のがもてるらしい。要するに、異性にもてる男女とは、普通の男女が「そんな真似、とてもできない」と思うことを、堂々とやってのける人たちのことなのだ。
不倫の法則の「地味なOLのほうが派手なOLよりも不倫にはまる」というのも、興味深い。同年代の華やかな女たちは同世代の男たちにもて、将来性のある彼らに優しくされているのでわざわざ中年男に目が行かない。若い男に軽視されがちな淋しい若い女が不倫にはまりやすいというのだ。
また美男美女が上手くいかないのは、お互いちやほやされることに慣れ、あまり自分から努力したり、フォローすることがないからだというのも納得。
「人は年月をかけて身につけた役割から急には逃れられない」という。たとえば整形して急に美人になっても、オドオドと人の顔色を窺ったり、くどき文句に「ぎょえ〜」と取り乱す女は、「美人らしさ」が身についてないのでいきなり美人になれない。これは仕事でも言えるな。「立場が人を作る」ってもの真実だもんな〜。