父の矛盾

入院中の母の見舞いに叔母ふたりがやってきた。彼女たちはどちらかというと常識のあまりないふたりなのだが、天気がいいからと母を外の散歩に連れ出してくれて感動。そして同室のおば様に帰りしなに「早くよくおなりになってくださいね」と二人して声を掛けて行ってくれた。なんだかすごく見直した。

その叔母たちの高校生くらいの息子が、「おじさん、おばさん」のことを「xxちゃん」などと呼んだりしていると父が怒っていた。父のことはおじさんと呼んでいるが、ほかの兄弟たちの中には、名前にちゃん付けで呼ばれている人もいるようだ。「え〜、でも私だって呼んでるじゃん、君ちゃんとかさぁ」と言ったら「それは年が違う」と言う父。そりぁ今は私も大おとなだが、物心付いたばかりのコテコテの子供の時から私は叔母達のことをちゃん付けで呼んでたんだけど・・・