「4TEEN」石田衣良

4TEEN
もっとストリートキッズっぽいお話かと思ったが、すごくまっすぐな男の子たちの日常を描いたいいお話だった。主役クラスの男の子たち4人がきちんとした日本語を話すというニュアンスの書評をどこかで読んで興味を持った。
主人公は銀座を地元と感じるような月島に住む中学生の男の子4人組。
平凡で普通の僕テツロー、奇病に侵されているナオト、頭のいいジュン、でぶっちょのダイ。彼らがたいした事件を起こしたり、起こさなかったりする日々を描く。4人とも他人を思いやる気持ちが自然にある子たちで、読んでいて少しジーンとする。それぞれのエピソードも味があり、読後感はとてもすがすがしい。