「オペラ座の怪人」

ロンドンとニューヨークで以前舞台を見たせいか、われながら驚くほどすべての曲を知っている。それも聞いたことがある程度ではなく、一緒に歌える勢いだ。ロンドンで一緒に見た友達も四季版と二回しか見てないはずなのにみんな曲を知っていて驚いたと感想を言っていた。たぶん同じメロディーで歌詞を変えて歌う場面が多く耳に何回も繰り返されるせいかもしれない。

何かの映画評にもあったが、オークションに出されたいわくつきのシャンデリアがオペラ座の中を、ライトアップされてどんどんと上がっていくにつれ、埃のかぶった椅子からは埃が払われ、すすけた彫刻も光り輝きみるみり華やかで美しいオペラ座に戻っていく場面はovertureの音楽とあいまって鳥肌ものだ。
クリスティンは最初に見たときは「あれ?彼女がクリスティンなの?なんかちょっとピンとこないわ〜」と思ったが、段々とクリスティンぽく見えてくるようになるのが不思議だった。歌もいまいちかと思ったが、ところどころで魅力的に感じる。
怪人が見世物小屋から逃げてオペラ座に住みついた経緯などは、初めて知った。以前見たときのことを忘れているのか、英語で理解できなかったのかは不明。友人が見た宝塚版のファントムはオペラ座の支配人も息子の設定だとかでそちらも面白そうだ。
最後のクレジットがあまりに長くてびっくり。ハロルド・プリンスの名前があり妙に懐かしく感じた。
家に帰りサントラを探したら割りとすぐに見つかって嬉しい。明日から一緒に歌いそうだ。