「運命に従う」小川亜矢子

運命に従う
英国のロイヤルバレエに留学し、今もバレエ講師をしている著者の自伝。
とにかく出てくる人が、みんな大物で、ローラン・プティ、マーゴット・フォンティーン、ヌレエフ、三島由紀夫川端康成などなどすごすぎる。
実家もお金持ちだが、最初の結婚相手もお金持ちでその後移り住んだニューヨークではMETのダンサーになるし、二度目の結婚相手は24才年下の男性。華やかで波乱万丈な人生だ。どこへ行っても彼女は愛され大切にされる存在でモテモテだ。(結婚していても!)
彼女の敬愛するデイム・マーゴ*1のスーツの荷解きを手伝ったら、下着、ストッキングからディナードレスに至るまですべてディオールだったのに関心する彼女に、「便利なのよ。ディオールのスタッフは私の好みを把握してくれているし、すべてコーディネイトできるから」とのこと。かっこいいな〜。
デイム・マーゴの写真もいくつか掲載されていたが、横顔も凛としていて大変美しかった。

*1:マーゴ・フォンティーンのこと。デイムは敬称