なかなかミーハーで視聴者、一般人目線で面白い。
著者の好きな作品を選んで評論しているので全部を論じている
わけではないのだが、面白い。
「カーネーション」も周防さんのところを書いてくれていてうれしい。
視聴者が糸子の気持ちになって周防さんに惹かれドキドキしていく様が
一緒に体感できることをよくあらわしている。
でもこれを読んでいてやはりカーネーションは素晴らしい作品と
また思う。なんといってもせりふが素晴らしい。
戦争の描き方も加害者としての戦争という目新しい見方を
一般人のこととして自然に描かれ心えぐられるのも
渡辺あやの才能を改めて感じた。