この映画もとても面白かった。
でてきた政治家が私も覚えている名前が多く、現実のことと意識しやすい。
キャサリン・グラハムはしばらく前に出た伝記が話題になり
そのころに興味を持ち読みたいと思っていたがチャンスがなかったけど
今度こそ読みたいかも。
その時の印象では素晴らしい経営者という感じだったが今回のキャサリンは
いつも自信がなさそうで悩んでいるのが意外だった。
周りの男たちが強引でbullyでこんなのに囲まれて頑張っていたなと
素直に思う。彼らにとっては彼女は物足りないし、女という時点で
いろいろとイラつくこともあるのだろうが、最後に彼女が
新聞に載せる記事の件で重大な決断を下す際に、彼女の部下である
あってやっているのかと彼に言って聞かせるシーンもよかった。
このところ見る映画では奥さんが聡明で素晴らしい人がたくさん出てくる。
男性社会でのキャサリンの大変な様子がよく描かれている。
最後に法廷でNY timesのチームが法廷を出てからすぐに得意げに
発表している横で、キャサリンは静かに引き上げる。
その周りを女性たちが何も言わずに迎える様子がとてもよかった。
最後の終わり方も思わせぶりでとても面白かった。