「リーマンショックコンフィデンシャル下」

リーマン・ショック・コンフィデンシャル(下) 倒れゆくウォール街の巨人

リーマン・ショック・コンフィデンシャル(下) 倒れゆくウォール街の巨人


上巻よりも興味深く読めた。
意外にアメリカの財界の面倒を細かく財務省や連銀は見ているのだと
ちょっと驚く。そして財務長官達の驚くべきハードワーカーぶりは
自分ならプレッシャーと疲労で倒れそうと思うほど。

そして困ったときのバフェット頼り。
バフェットって財界の巨人だ。

日本の銀行も買い手の一人に挙げられるシーンがあるが
藁をもつかみたい当該の会社はいちまつの希望にすがるが
一方で、「日本人は絶対に動かない」と確信をもっていう人たちがおり
日本人はなかなか動かないということはアメリカ人にも
ばれているのかとちょっと笑う。

巨額の報酬をもらっているトップたちの給料を減らすべきと
世間の圧力がかかっても、それをしなかったのは
契約がそうなっているものを変えるとそのための時間と労力が
膨大にかかってしまい、簡単にはできないためとあり
事情があることがわかった。