「少年」ロアルド・ダール

少年

少年


タイトルは知っていたが、彼の伝記的本と知り
俄然読みたくなった。
(てっきり児童書と思っていたので)

彼はこてこてのイギリス人かと思っていたが
本当はノルウエー人だったと知り驚く。
彼は幼いときに父親を亡くし、母親一人が大車輪で
子ども達を育ててくれた。
彼女はだんなさんが亡くなっても相変わらず裕福でいて
なおかつ船を操縦したり、大グループで毎年ノルウエーに帰省したり
いろいろなことをし切って本当にスーパーウーマンだ。


ダールは子どもらしくいたずらをしたり、おびえたりで可愛い
少年時代を予想通り送る。
それにしても上級生のいじめというのはずっとあるものなのね〜。
彼がシェルに勤め始めた1934年当時はみな帽子をかぶって通勤が
当たり前で、さらに晴れていてもたたんだ傘を持たずに外出する人は
いなかったと記されている。英国紳士の代名詞の帽子と傘だが
なぜ常時持っていたのかしら?天気が変わりやすいから??