先日録画で見たがとても面白い!
初回はラベルのボレロを特集し、曲を掘り下げて解説してくれる。
なんとなくバレエの曲って感じに思っていたが
曲としての仕掛けもたくさんあるテクニカルな曲だった。
小太鼓が同じリズムを延々と刻み、しかも音をだんだんと上げたり
ファゴットが普段は出さない高音域で演奏していたり
なんといってもトロンボーンのソロがいかに難しいかなど。*1
トロンボーンもいつもと違う高い音域の演奏で極度の緊張が
強いられ、これの出来で曲の出来が決まるほど重要だ。
さらにホルンの旋律にピッコロが二重にかぶりパイプオルガンのような
倍音効果を生み出し不安感を感じさせたりと満載だ。
そしてさんざん説明を聞かされて曲を聴きたいと思ったところで
ちゃんと最後演奏を聞かせてくれるので大満足。
今後も楽しみな番組だ。
ちょうど最近「のだめ」のフランス編のDVDを見たら、
アナリーゼの授業風景があったのだが、「のだめ」では
曲がかかるたびに千秋が曲の説明をしてくれるが
これはアナリーゼだなとふと思う。この番組もそうだ。
のだめではアリキリの石井が指揮者の役で出ているのだが
リハーサルでオーケストラを指揮するシーンがあまりに自然で
上手だと思ったら、観客役の人にもそう思われたらしく
自然に拍手が巻き起こった。お笑いの人って多彩だ。
千秋のラジカセがBOSEの私が持っているものと一緒で
ちょっとうれしかった。