麒麟児 冲方丁

 

麒麟児

麒麟児

  • 作者:冲方 丁
  • 発売日: 2018/12/21
  • メディア: 単行本
 

 勝と西郷の話で、幕末の激動の時代に

敵対する立場ながら日本の近代化のためを

思う同士的な絆を感じる二人。

勝が慶喜にどれだけ酷い目にあっているのか

よくわかる。そして交渉力のすごさ。

西郷も凄い人なのだが彼のような人が

明治政府で生き残れなかったのは

日本が未熟だったからか?

容保の出番がなくて残念。

「ココロに響く映画の名セリフ」山下俊樹

 

BeautifulMessage ココロに響く映画の名セリフ

BeautifulMessage ココロに響く映画の名セリフ

  • 作者:山下俊樹
  • 発売日: 2019/01/18
  • メディア: 単行本
 

 映画の名セリフを紹介するエッセイ。

ネガティヴなことも自分の考え方や見方が

かわれば人生は好転するような内容で

勇気づけられるものが多い。

 

「6才のボクが大人になるまで」にバンド仲間役でちょい悪オヤジ風のチャーリー ・セクストンが

出ているらしく驚き。昔アイドルだったよね?

ちょっと見てみたい。

「逃亡小説集」吉田修一

 

逃亡小説集

逃亡小説集

  • 作者:吉田 修一
  • 発売日: 2019/10/04
  • メディア: 単行本
 

 ちょっとした交通違反から

大捕物帳に発展した話や元アイドルが大麻で捕まった夫騒ぎから逃げてくる話、女教師と元生徒の

南国旅行の話など、終わりはすっきりというより

カタルシスを残す閉め方が吉田修一らしい。

「シーソーモンスター」伊坂幸太郎

 

シーソーモンスター (単行本)

シーソーモンスター (単行本)

 いつも酔っ払ってお風呂で読んでいるので

内容が忘れがちで読み進むせいか

途中で主人公が変わっていることに

なかなか気づかず。

と言っても繋がっているのだが。

元スパイで絵本作家の凄腕おばあちゃんが

かっこいい。

毎度伊坂幸太郎の本は政治風刺が効いている。

「太陽を曳く馬」高村薫

太陽を曳く馬〈上〉

太陽を曳く馬〈上〉

  • 作者:高村 薫
  • 発売日: 2009/07/01
  • メディア: 単行本

太陽を曳く馬〈下〉

太陽を曳く馬〈下〉

  • 作者:高村 薫
  • 発売日: 2009/07/01
  • メディア: 単行本

合田シリーズで楽しみだったので文芸雑誌で連載中に読んだりしていたものの途中で挫折。

新しい本が出たようでもう一度読んで見たくなった。とにかくぶっきょうの教義とか解釈のようなものが延々と説明されてちんぷんかんぷんに。

オウムの解説もあったので興味深いところも

あったがとにかく難しいまま終わってしまった。

ブロードウェイミュージカル ウエストサイドストーリー シーズン2

 

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 虹郎目当てで初めてきたIHIステージアラウンド豊洲。すぐに豊洲市場があるがファーストフード的な店が近くになくて少し不便。

ゆりかもめで行ったので海を見ながら旅行気分は

味わえたが。

コロナの流行のせいか客席は後ろの方は空席が。

 

劇場は客席が回って舞台の転換を見れるので

迫力があるし、有名ミュージカルなので

私でさえ聞いたことのある曲が多々あった。

この話ってロミジュリなのね。

虹郎の声も歌声も好きなのだが

周りが上手いせいか彼が下手に聞こえる。

高音とファルセットはいいのだが。

マリアとトゥナイトがよかったが、みんなで

合唱になったりデュエットが素敵。

敵側のプエルトリコ側リーダーの恋人役を

May Jが演じているが頭がよく勇気もあり

物事を広く見れるカッコいい女性。

やはり女性の方が考えが柔軟でたくましい。

 

今回の驚きは生オーケストラ演奏。

オーケストラピットがあったわけではないので

どこで演奏しているんだろうと思った。

最後までわからなかったが指揮者は

カーテンコールで挨拶にきていた。

最後はスタンディングオベーション

なっていた。