映画「君の名前で僕を呼んで」

 

 なんとジェームス・アリボリーが脚本とか・・

昔は彼の映画をすごく好きでよく見たわ。

そして彼の映画のように美しいイタリアの自然やギリシャの叡智に

魅せられているエッセンスを感じる。

 

主人公の男の子は横顔がギリシャ彫刻のように濃くて美しい。

そして明るい光に包まれた夏の美しいイタリア。

男の子の弾くピアノはベーゼンドルファーでかっこよすぎる。

彼が恋に落ちる年上の学生オリヴァーはもっと年上に見える。

 

見逃しただけかもしれないが、なぜイタリアなのにフランス語

コミュニティ?その家族だけならフランス系なのねでわかるが

周りの友達たちもフランス語を話したり・・

そして英語もnative。

 

ヨーロッパ人は愛に寛容な気がする。

たとえ同性に惹かれていても愛することはいいことと捉え

理解がある。父親が「年を取ると体は衰え心はすりきれ

誰にも見向きもされなくなる」だから今はつらくても

そんな経験をできたことはすばらしいというようなことを

いうのだが真実過ぎて痛い。

 

映画「犬ヶ島」

 

犬ヶ島 (字幕版)

犬ヶ島 (字幕版)

 

 日本人が日本語の吹き替えをしていたかと思うのだが

妙に聞き取りづらかった。

でも出ている声優陣が日米ともにすごく豪華だ。

虹郎が出ているが相変わらずいい声だ。

主人公とともに戦う野良犬たちが民主的で

やたら「賛成な人はSay Ai」を何度もやっていたのがほほえましい。

「マリコ、カンレキ」 林真理子

 

マリコ、カンレキ!

マリコ、カンレキ!

 

 林真理子のエッセイはどれを読んだかわからない。

これもひょっとして読んでいたかも!?

 

オーバチャーというワイン、オーパスワンのセカンドラインらしいが

手頃でおいしいそうなので試してみたい。

「女は服装が9割」 吉村ひかる

 

女は服装が9割

女は服装が9割

 

 上質なものを着て上質な小物を持つ。

ペンなどの小物も目につくので自分を表現する大切な小物とのこと。

服を捨てるタイミングは毛玉が目立ってきたりくたびれ感が

出てきた時だそうだが、毛玉はすぐにできるしな。

 

コーディネートはカラーとバランスに気を付ける。

全身の色使いは3色くらいが適当で、主軸となる色を決め

それ以外は少し小さな面積がいいそうだ。

これは試せるかも。

K BALLET COMPANY 「カルメン」  オーチャードホール

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友人に誘われ久しぶりにバレエを見た。

それほど期待していたわけではないのだが、すごく面白くて楽しかった。

やはり私は話を楽しむタイプのバレエが好きだ。

カルメンは音楽もすごく有名な曲が多いので、気分も上がる。

 

ストーリーはほぼわからない(ドン・キホーテと一緒になっている)ので

はじめは赤い髪のちょっとちんくしゃの女性がカルメンかと思ったが

カルメンはその後白い衣装でさっそうと登場し、そして妖艶でしなかやか。

てっきり赤いドレスで来るかと思っていたのでそれも意外で素敵。

カルメンが舞台に上がって周りに人が群がり中央で踊るシーンは

ぞくぞくするほどかっこいい。

 

反対側の二階席にクマテツが見に来ていた。かっこよかった。

 

映画「女王陛下のお気に入り」 六本木TOHO CINEMAS

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レイチェル・ワイズがH・B・カーターかジュリエット・ビノシュかと

思ってみていた。

 

薄暗い建物の中の様子が昔のイギリスって感じだ。

薬草を取りに馬で森に走るエマ・ストーンがかっこいい。

二人が狩りをするシーンも男装のようなきりっとした衣装で

それもかっこよかった。

 

ダンスシーンではお互いに向き合って踊る群舞だが

これってイギリスの踊りなのだろうか?

ロミオとジュリエットでもこんなダンスシーンがあった。

あれはイタリアが舞台がだったがシェークスピアだったから??

その後の二人だけでこれ見よがし踊るシーンも印象的だった。

 

化粧をする男性も出てきた。フランス風と感じたがイギリスの

宮廷でも化粧していたのかしら?

 

 

「国宝」 吉田修一

 

 

国宝 (上) 青春篇

国宝 (上) 青春篇

 

衰退する関西歌舞伎の様子や出てくる役者人がこれは仁左衛門さん一家?とか

思ったり出てくる人たちが実際の歌舞伎役者と重なる。

以前から聞いていたが後ろ盾がないと難しい歌舞伎界なのだな。

だんだんと落ちぶれる様もあからさまで見ていてつらい。

国宝 (下) 花道篇

国宝 (下) 花道篇

 

主人公喜久雄の生涯も波瀾万丈。やくざの息子として生まれ親は殺され

歌舞伎界に入ってからもいい時もあればぼろぼろになることもあり。

彼のお世話になった師匠の息子俊介も波瀾万丈で途中でドサ周りになったり。

それでも喜久雄は彰子という大物歌舞伎役者の娘でしっかりもの、

俊介も喜久雄の幼馴染の春江というしっかりものの奥さんがいたので助けられている。

喜久雄は美形で俊介は色白で華奢、でも生々しい色気があるというは

映画化したら俊介を綾野剛で見たいと思ったりして。

 

喜久雄のお世話係の徳次の喜久雄に対する無償の愛もすごい。

お互いが年を取ってもちゃん呼びしているのもいい。

 

最後のところが私にはなんともわかりづらい。

他の人に「あれってどうなったの?」と聞いてみたい。