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菱田春草展 東京国立近代美術館

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菱田春草という人は知らなかったが、日曜美術館で紹介され興味を持った。
 
日曜の昼間だったので、思った以上に混んでいたが、天気もよく皇居のそばに
控えるこの美術館までの少しの道のりも穏やかでういい。
ところで皇居のまわりでは常にだれかがジョギングをしているのはなぜだろう?
どんな時も誰かしか走っているような・・・
近所に住んでいるの???
 
展覧会はとても楽しめたすばらしいものだ。
春草の絵は構図が素晴らしく、大胆な余白の使い方が面白く洗練している。
入口近くにすぐに仏の絵があるのだが、それもよかった。
近くでおばさんたちが絵を見ながら、「知り合いの男の子が観音様に
似た顔をしていて、時々スーパーなどでおばあさんに拝まれたりするらしいの」
という話をしていて「へ~」と思ったり。
 
春草と横山大観は盟友で二人とも岡倉天心に師事したらしいのだが、
二人の関係も繰り返し説かれ、興味を持ったところに、大観の絵もかけてあり
かゆいところに手が届く。
個人的にはやってきたことは違うのに岡倉天心渋沢栄一が自分の中で
ポジションがかぶっているのだが、「天心」という岡倉天心の映画があるらしく
ちらしが置いてあったのでDVDが出たらぜひみたい。竹中直人が主演で
獅童平山浩行がでているので二人が大観と春草かしら?
 
絵のタイトルもいちいち詩的で風情があり美しい。英訳もよかった。
どれもとてつもない静寂と寂寥、空気感、湿り気を感じるいい絵だ。
 
一般展示の方に東山魁夷の絵が数点掛けられているのだが、
久しぶりに見たがよかった。魁夷の展覧会はしばらく行っていないので
どこかでまたやってくれないかしら?