100億円はゴミ同然―アナリスト、トレーダーの24時間 (幻冬舎新書)
- 作者: 坪井信行
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/07
- メディア: 新書
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証券業界で働くアナリスト、トレーダーの構造や生態がわかる本。
とりあえずとても忙しいことはわかったし、
常にプレッシャーと戦っている心が休まらない仕事と感じる。
その狂気の忙しさを楽しめるくらいでないと勤まらないのかもしれない。
アナリストによっていろいろな職種があるのもよくわかったが
(またすぐに忘れてしまうだろうけど)
とにかくみんな働き者で朝早くから夜遅くまで働き、
そして絶え間なく勉強を続けないとついていけない。
それでも結婚して子供もいたりするのはなぜ???
ゲンを担ぐ人も意外にいるようだ。
勝負事は勝ちパターンを覚えることで勝率を上げることが
できるといわれる。だから成功した日と同じ行動パターンを
繰り返すのだろう。そういえばサッカーも「勝っているときは
変えない」と言うよな。
大成功したトレーダーは女性的な感覚の持ち主が多いと言うのは
興味深かった。男らしく勇猛果敢に突き進むタイプは自爆をして、
むしろ謙虚に変化の可能性を想定して素直にかつ敏感に反応するという
姿勢が大切らしい。
投資関連業界にはスピード狂の人も多いと言うのも面白い。
アナリストやトレーダーには高級スポーツカーの愛好者が多いらしい。
そういえば「ハゲタカ」の鷲津さんもマセラッティに乗っていたな。