- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2005/01/28
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沖縄でのさとうきびの収穫のアルバイトに来た若者達は
みなそれぞれが悩みや傷を抱えていた。
広大なキビ畑で働くうちに自分を見つめなおし
新しい希望を見出して出発していく。
大森南朋は農家の収穫を渡り歩いている先輩アルバイター。
そして先輩づらを吹かせては、偉そうにするという役が
妙にリアルで、同じ沖縄ものでも「イツカ波ノ彼方ニ」とは
ずいぶんと違っていた。
まわりにコンビニもないような田舎で、小さな部屋に雑魚寝させられ
一日中炎天下で途方もない広さのさとうきびを刈っていくという
バイトには私だったらとても勤まらないと思った。
でもオーナーの老夫婦がとてもおっとりとしていい雰囲気で
それだけでなんだか和んで許せるような気になるのが不思議だ。
最初はギクシャクしたみんなの関係だったが、少しづつ
傷をさらしあったりするうちに、親密になり最後は
期限までにきびを全部刈るという目標に向かってひとつになる。
それは自分自身の再生にもなっていた。