「回想のブライズヘッド」 イーヴリン・ウオー

 

 朝日の書評に載っていて思い出すように読んでみた。

風景描写、ファッション、小物、食べ物や飲み物、暮らしぶりなど全ておしゃれだ。

戦争の頃の話だし書かれた時代も昔なのだが古臭さは感じられない。

夕食時には正装に着替えるのが当たり前の時代もすごい。

悪ぶっていても学生同士でも相手の母親のことを会話の中でも「お母様」と

呼んだりする、敬語を使うのも上流階級を感じる。

主人公はストーリーテラーでもあるのだが。冴えない感じの普通の男の子だったに

大人になったらいっぱしの有名人になっていたのは少し意外。

アマゾンでドラマになったようだが見つけられなかった。

ジェームス・アリボリーあたりの映画で見たいな。