以前に読んだ本だが、映画化のニュースを見てまた読んでみたくなった。
特に綾野剛演じる直人まわりを中心に。
でもどの話も面白いし、次はどうなるとハラハラするし、
犯人は知っているが、もう忘れていたシーンなどもあり、
また悲しくなったりと再読でも楽しめた。
最初に読んだときは直人はもう少し無骨なイメージで、もともとゲイというより
なんとなくなりゆきで同居をしたような感じがしたが、
今回読んでみるともっと積極的に直人は優馬を好きだったし、
読んでいて切なくなる話だった。
犯人の最後などはちょっと肩すかしだが、すべてをつまびらかにせず
ハッピーエンドでもないのが返ってリアルで納得してしまった。
映画化が楽しみだ。