優秀な理系名門大学に通う3人、自由人のランチョー、動物好きのファルハーン、
苦学生のラジューの青春を描きつつ、数年後行方不明になったランチョーを
ファルハーンとラジューを探す旅を同時に描く。
インド映画は初めて見たが、内容は青春映画っぽく、また悩みもがく様子もあり
考えさせられるものだったりするのだが、突然主人公たちが踊り歌うシーンも
あってこれがインド映画かと思い知る。
ランチョーは自分に自信があり、頭もよく卑屈なところがないのだが
心が折れそうになったり心配になったりするときにはおまじないのように
ALL IS WELLとつぶやくという。それが歌になっているのだが、妙に
リズムがよく、聞くと頭に駆け巡る。
インドは思いのほか競争社会で権威主義らしく、自殺者もNO.1というので
驚いた。インド人は生命力が強そうで、悩んで自殺とかしそうでないと
思っていた。
嫌な奴として大学の学長が出てきて、ここぞとばかりいじわるをし、
3人の邪魔をする。そのいじわるな学長の美人の娘は、3人と仲良くなるのだが
話しのわかる頭のいい女性でとても感じがいい。
またライバルのとっちゃん坊やっぽい優等生がおり、彼のランチョー探しに
加わるのだが、彼らは学生時代と現在がきちんと年齢を経てみえ、
学生の時はきちんと若く見え感動する。
セリフは英語とヒンドゥ語?が混じっていて、みんなあんな風に
ちゃんぽんで話しているのだろうか?
最後はハッピーエンドで楽しく見終えることができたし、
予想通りの展開とはいえ、あああってほしい通りになっている。
途中学長の娘の出産シーンなども奇想天外だったりするが、フィクションとして
あれはありだし、感動するからOK
ところでランチョー役のアーミル・カーンはジュード・ロウに似ている。